「羽倉斎」の版間の差分
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新歌舞伎の元禄忠臣蔵<small>※01</small>がオリジナルの浪曲を元に記述しておりますが、なんじゃこの設定。 | 新歌舞伎の元禄忠臣蔵<small>※01</small>がオリジナルの浪曲を元に記述しておりますが、なんじゃこの設定。 |
2010年1月15日 (金) 08:06時点における版
【はぐら いつき】 国学者。瑤泉院の歌の師匠。
萱野三平の乳兄弟。吉良邸の絵図面を手に入れて三平に渡し、三平が神崎に渡したそうです。
内蔵助が瑤泉院に会いに下屋敷に行って、「討ち入りはしない」(実はうそ)と言ったもんだから、けんもほろろに追い出された時に外で羽倉斉にばったり。「私が苦心して入手した絵図面を使わないとはバカか!」と羽倉は内蔵助を罵倒。
新歌舞伎の元禄忠臣蔵※01がオリジナルの浪曲を元に記述しておりますが、なんじゃこの設定。
この人も討ち入りしなさそうな内蔵助を白痴よばわりし、「去れ!犬侍」とののしる。ただ、この人のののしりの中に吉良家のお茶会の情報が混ざってたんで耳寄りだった。
内蔵助は喜んでお供の寺坂に「今の聞いたかっ!14日お茶会があるんだってよ!!」と浮かれる。
すごい情報量の羽倉斉。この人独りで義士外伝三人分くらいのデータベース。
下屋敷に入る前に関根弥次郎にののしられて、出てきた時に羽倉斉宮にののしられ、殿様に比べると、切れない内蔵助はそうとう沸点の低い、いや、堪忍袋が丈夫な人ですな。
※01…新歌舞伎のほうでは、羽倉は終始内蔵助にバックアップを申し出るが最後まではぐらかされるので、講談のように役には立たない。羽倉は切れて、第一幕の泉岳寺では「ばあーか!」と言って去り、ラストの南部坂の瑤泉院の中屋敷の門前では「ツラを見るのも身の汚れだ」と面罵する無類の悪口キャラとなっている。
赤穂浪士(テレビ朝日)に登場。
原作「赤穂浪士」どおり討ち入り近くになって内蔵助と面会し、上記のように殺伐としたシチュエーションではなく、あたりまえに四方庵宗偏とお茶会の情報を教えてくれる。
羽倉斎宮