「浪人吹雪」の版間の差分
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− | + | 四十七士では同じく「粗忽キャラ」の[[武林唯七]]も、ともだちで登場するが、武林がC調系なのに比べて、不破はまっすぐでお人好しのボンヤリ系。 | |
− | + | 不破は殿様から、たいへんに寵愛を受けているので、たび重なる失敗も何度も大目に見てもらえ、あぐりさんや不破の友だちの芸者から「男の信頼関係」を羨ましがられる。 | |
− | + | しかし最終的には、いつもかばってくれる殿様にはこれ以上迷惑はかけられないと、自ら浪人して幕になる。 | |
− | [[大石内蔵助]] | + | [[大石内蔵助]](台詞にのみ登場)が松山城受け取りの頃という背景。 |
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− | + | そうしたら、原作が吉川英治先生なんですな。道理でごもっともさまで。(サンデー毎日連載「濞かみ浪人」) |
2019年11月26日 (火) 20:08時点における版
作品概要 | |
制作会社 | 東宝 |
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公開年度 | 1939年 |
内蔵助役 | ----- |
評価 |
すがすがしい作品。
不破数右衛門の、お城務めから脱藩するまでのエピソード。長谷川一夫が、浅野内匠頭と不破数右衛門を見事に演じ分けている。
四十七士では同じく「粗忽キャラ」の武林唯七も、ともだちで登場するが、武林がC調系なのに比べて、不破はまっすぐでお人好しのボンヤリ系。
不破は殿様から、たいへんに寵愛を受けているので、たび重なる失敗も何度も大目に見てもらえ、あぐりさんや不破の友だちの芸者から「男の信頼関係」を羨ましがられる。
しかし最終的には、いつもかばってくれる殿様にはこれ以上迷惑はかけられないと、自ら浪人して幕になる。
大石内蔵助(台詞にのみ登場)が松山城受け取りの頃という背景。
不破を取り巻く敵や味方がいろいろ出てきては、不破が巻き込まれるのだが、70分の中にエピソードや登場人物を詰め込みすぎなのは否めないのと、役者さんたちの顔立ちがなんだか似ていて判別できず苦労する点を除けば、何度も声を出して笑ったし、ほどよいラブ・コメディである。
そうしたら、原作が吉川英治先生なんですな。道理でごもっともさまで。(サンデー毎日連載「濞かみ浪人」)