「お艶」の版間の差分
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彼女のこうした行動を、ひそかに義士にエールを送る父親(又は兄)がどういうふうに見て見ぬ振りをするかの脚本の工夫が、作家の腕の見せ所。 | 彼女のこうした行動を、ひそかに義士にエールを送る父親(又は兄)がどういうふうに見て見ぬ振りをするかの脚本の工夫が、作家の腕の見せ所。 | ||
− | + | 元禄撩乱では演じた中山エミリが見取り図を渡したあと岡野が逢ってくれないからって、ヘコんで首をくくるが非常に後味が悪い。これは定石通り、討ち入り後のパレードをちまたの群衆に混ざって泣きながら目撃するのがよろしかろう。 | |
浪曲では彼女は侍の娘で吉良邸に勤務。討ち入りのときに岡野にわざと打たれる「来世で一緒になりましょう」。 | 浪曲では彼女は侍の娘で吉良邸に勤務。討ち入りのときに岡野にわざと打たれる「来世で一緒になりましょう」。 | ||
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ゆうこりんが演じたこともあるが軽率そうな一面、一途なキャラを当てるには意外にぴったりだったかも。 | ゆうこりんが演じたこともあるが軽率そうな一面、一途なキャラを当てるには意外にぴったりだったかも。 | ||
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+ | *[[平兵衛]](父親) |
2008年8月31日 (日) 19:50時点における版
お艶【おつや】…大工、平兵衛の娘(あるいは妹や姪であることも。お杉というなのときもある)。
恋いこがれる岡野金右衛門(小間物屋に姿を変えている)の為に彼が見たがってる、父が手がけた吉良邸の絵図面をリークする。
彼女のこうした行動を、ひそかに義士にエールを送る父親(又は兄)がどういうふうに見て見ぬ振りをするかの脚本の工夫が、作家の腕の見せ所。
元禄撩乱では演じた中山エミリが見取り図を渡したあと岡野が逢ってくれないからって、ヘコんで首をくくるが非常に後味が悪い。これは定石通り、討ち入り後のパレードをちまたの群衆に混ざって泣きながら目撃するのがよろしかろう。
浪曲では彼女は侍の娘で吉良邸に勤務。討ち入りのときに岡野にわざと打たれる「来世で一緒になりましょう」。
講談では討ち入り前にわざわざ神崎がお礼を言いに来たんで親子で吉良邸に出かけて出動前の岡野と涙の別れをする。
ゆうこりんが演じたこともあるが軽率そうな一面、一途なキャラを当てるには意外にぴったりだったかも。