腕におぼえあり
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作品概要 | |
制作会社 | NHK |
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公開年度 | 1992年 |
内蔵助役 | 江守徹 |
評価 | ★★★ |
原作藤沢周平『用心棒日月抄』
地方のさむらいの村上弘明がフィアンセのおとうさん(じつはわるもの)を斬っちゃって江戸に逃げ込み、用心棒稼業をして毎日を暮らす中で、赤穂義士たちと知り合ったりする。
そんなある日、派遣会社の坂上二郎が吉良屋敷の勤務の話を持ってくる。
自由に作ったスピンオフだが、上品にオリジナルキャラとからんでおり、ドラマはNHKだもんだから全体の作りが丁寧なんで、安心して見ていられる。
ふつうにおもしろいし、好感度が高い。
ぼんやり見てたときは気づかなんだが、内蔵助=江守徹、柳沢吉保=石坂浩二って、まんま17年前の「元禄太平記」のキャスティングなのね!
で、「元禄太平記」を確認したら、討ち入りのときに江守内蔵助が「うちいりっ!」って言ってるのまで同じ!とぼけたパロディをやるなあ!NHKめ!
と、そこまではよかったんだが、よくよく見ていくうちに、討ち入りが始まると昔のVTRそのまま使ってるのが露見!あっな〜るほど、経費節約のために金のかかる討ち入りのシーンを古いVTRで補うためのキャスティングだったのかあ。
なんか、そこらへんをシャレにするために、わざわざ石坂浩二まで引っ張ってきてぼやかしたな。んま、やっぱりとぼけていやがるわい。
どうでもいいんだけど、「編笠十兵衛」(テレ東)1997池波正太郎原作、「刺客請負人」(テレ東)2007森村誠一原作
って全部主役が村上弘明ってのはなんなんでしょうか。
いや、嫌いじゃないですけど、忠臣蔵の外伝は彼でやろうという取り決めでもあるんでしょうか。