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[[画像:Koudan-bon2.jpg|thumb|ソースは講談本や映画など]]このサイトはイラストレーターで"芸能忠臣蔵愛好画家忠臣蔵文化愛好画家"の[[もりいくすお]]が、ごく個人的に始めた趣味の独悦パラダイス系サイトです。
本エンサイクロペディアは赤穂事件ではなく、「忠臣蔵」物語について扱うものであり、その出典は講談や講談本。浪曲、人形浄瑠璃、歌舞伎、テレビドラマ、映画、お土産ものなどを中心として玉石混淆に構成されており、史実についてはいたって情弱であり言及はホンのついでに触れることはありますが、おもにフィクションを扱っております。
'''役者絵'''はもりいが描いたもので、「もしもこの役者さんが忠臣蔵のキャラを演じたら」という仮想のもとに描かれたと勘違いされることが少なくないのですが、'''みんな実際に演じられた役者さん'''の似顔絵です。
<small>(※ただしブログにアップしてるAKB48の似顔絵については完全な妄想です)(※ただしブログにアップしてる[http://blog.kusuya.net/?day=20121202 AKB48の似顔絵は完全な妄想]。[http://blog.kusuya.net/?eid=999 ももいろクローバーZさんの似顔絵は番組へのおみやげ]です)</small>
考えてみると、写真や映像の文化になってからこっち、絵で芸能人の活躍を紹介するという習慣はすっかり無くなってたんですなー。
== 「作品評」カテゴリの説明 「作品評」について ==
もりいくすおが視聴できたものの勝手な感想欄であり、忠臣蔵エンターテインメントの歴史を網羅するものではありません。
史実に忠実かとかよりも、国内外のクリエーターが'''制作時の時代背景において'''「忠臣蔵」という題材でナニをなし得たか、'''どう工夫して楽しませてくれたか'''に重点を置いております。
与えられた尺の中で背伸びせず「出来ることを成し遂げてる」作品は10分のアニメでも高評価だったりします。
好き嫌い評は大きく「忠臣蔵作品リスト」と「なんじゃこら」という項目が設けてあります。
分けた基準は簡単に言うと、'''マトモなもの'''と'''採点不能なもの'''とに分けており、これも管理人個人的価値観や感想によって分けられております。とで分けており、これも管理人個人的価値観や感想によって分けられております。
基本、タイトルに"忠臣蔵"とあるものは内容が外伝や「[[サラリーマン忠臣蔵’60/続サラリーマン忠臣蔵’61|サラリーマン忠臣蔵]]」「[[長脇差忠臣蔵]]」などの、本来のキャラクターが出て来ず、さらに時代背景も違うという作品も、まともな方に入れました。」などの、本来のキャラクターが出て来ず、さらに時代背景も違うという作品も、マトモな方に入れました。
あえて一つ星の作品も、「忠臣蔵作品リスト」のほうに入れることで系譜に役立つ作品はあえて「なんじゃコラ」に入れておりません。
誤解してほしくないのですが、星の数が少なくてもなんとも愛おしいものです。これはこれほどあまた作られた忠臣蔵ならではのお楽しみ。星の数はその作品の「特徴」のひとつです。
なお、「スピン・オフ」は義士達のエピソードや関わり合いのあった人のエピソードの作品。
「関連作品」というのは、忠臣蔵に絡んだ全然別の話などを指しております。ほんとうは。
・いじめっ子がコテンパンにやっつけられるという勧善懲悪。
・江戸時代のハナシだが登場人物の心持ちや行動に自分を照らし合わせて楽しめる。
・背景に必ず「討ち入り」というゴールがあるので、手前の話はどんなに平凡な展開でも面白くなる。
・事件に謎が多い分、創作も自由。
・外伝のエピソードがいわゆる「イイ話」だらけ。
・義士伝はいろんなケースに耐えうる本質を持ち合わせているから時代や地域を超える。
・「大空港」「タワーリングインフェルノ」や一連のディザスタームービーのように、
・ふだんバラバラに活躍してる浪士が最終的に一丸となるクロスオーバーは、
講談本のほとんどは、討ち入り前の「勢揃い」というアッセンブルの章を大切にしている。
規律違反を犯して主要クルーがほうぼうから集まり、エンタープライズ号を盗んでMr.スポックを探す旅に出る劇場版「スタートレック3」のかんじ。
・違法なことを成功させるために仲間で計画、暗躍するケイパーもののおもしろさ。
・一応ドラマでは、浪人になってからはカーストや、パワハラ、セクハラが赤穂側に無い(無い作品が圧倒的。時代によるが。)。コントラストとして吉良側にはソレがあって、やがて滅亡する。
・元禄という極彩色のカブいたビビッドな背景と、雪をバック・グラウンドに黒い装束というコントラストのクールさ。
・舞台が雪月花
・「仮名手本忠臣蔵」ではこの討ち入りまでのプロセスこそが醍醐味。
「壮挙よりも、その陰で苦しみ、悲しみ、泣いた人間の集積が人々の官能を揺さぶる」
講談社「歌舞伎の魅力大辞典」より
・「お話しの筋の大幹(本伝)があって、小枝(銘々伝、外伝)があって、どんな些細なエピソードも結局はその大きな幹に繋がっていくことで「ああ、義士の!」って腑に落ちちゃうんですよ。外伝にしても「義士に」加勢した、応援した…チョコレートあげただけかもしんない。でも「義士にチョコレート!そりゃたいしたもんだ」てことで腑に落ちちゃう、その腑に落ち方が忠臣蔵のすごさ。。」(国本武春さんと最後に飲んだ晩の武春さんの談話。)
・神田愛山さんが「" 忠臣蔵は忠君愛国が人気の秘密ではない。ほとんどが「別れ」がテーマであるところに大衆の心を惹きつける秘密がある "」(講談)とおっしゃってた。(神田松之丞さん談)。
・松之廊下事件から討ち入りまでが長い。この「間(ま)」「間合い」が良いんです。日本人は好きなんです。野球や相撲が面白いのと同じで結果までいろいろ考える時間。どの選手をどう配するか。自分が選手だったら?そこにスリルとサスペンス。推理モノで活劇。ヒューマンでありとすべての面白さがある。そこにスターがいる。大石内蔵助の逆転の勝ちゲーム。革命劇とまではいかない反権力。すべてが日本人好み。(上岡龍太郎氏・談)
・究極のネタバレ作品。キャスティング&カップリングの面白さ。(春日太一氏談)
etc.....
'''ビギナーの方にオススメできる作品'''は、ストーリー的にオーソドックスにまとめられた東宝娯楽「[[忠臣蔵 花の巻雪の巻]]」(DVD入手可)。体調がどんなときでもスッと入れるやさしさとわかりやすさと完成度と絢爛さがあります。うちの若い衆にも好評で、アメリカのレビューでもすこぶる評判が良いです。
サムライ言葉がスッと入ってくる通人にはスタイリッシュなパッケージに仕上がった「[[忠臣蔵 地の巻/天の巻]]」(DVD入手可)がオススメです。
変化球ではありますが「[[赤穂浪士]]」(DVD入手可)は圧倒的な絵作りの良さと人物設定の豊かさで出色の作品。
== 当WEBサイト公開のいきさつ ==
そして遂に北大路欣也の「忠臣蔵」からメモを始めて1年足らずで2008年秋、WEB公開。