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1,090 バイト追加, 2021年6月24日 (木) 18:35
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== 忠臣蔵の魅力 ==
どんな世の中になっても、「クソ上司」というものはいなくならない。どんな世の中になっても、「人間関係」というものは、一筋縄ではいかない、ままならぬもの。
バイトでも正社員でも重い役職の人でも、上役やクライアントや取引先に「どうしてそういう言い方をするのかなあ」と重いキモチになることがあるもの。バイトでも正社員でも重い役職の人でも、上役やクライアントや取引先に上から、心無い態度をされ、「どうしてそういう言い方をするのかなあ」と重いキモチになることが絶えません。
目の前が真っ暗になってキレるくらい追い詰められたおぼえがあったり、そういう人を知っていれば、「いじめがあったか」「けんかがあったか」をろくに調べもせずキレたほうを一方的にNGと裁定する「おかみ」や、裁定が済んだあと、どこへなんのリアクションもせず涼しい顔のいじめっ子を不審に思う。
現実的には'''泣き寝入りなアレコレを、胸のすくような討ち入りで痛快に解決'''してくれるから忠臣蔵はいいのである。してくれるから、忠臣蔵はいいのである。
・元祖変身ヒーロー?(正体を隠して…)
・江戸時代のハナシだが登場人物の心持ちや行動に自分を照らし合わせて楽しめる。・江戸時代のハナシだが、登場人物の心持ちや行動に自分を照らし合わせて楽しめる。
・武士道話にくくられることが多いが実は「身内」「家族」の生活エピソードが多く、あり方につていろいろ考えさせられる。・武士道話にくくられることが多いが、実は「身内」「家族」の生活エピソードが多く、あり方につていろいろ考えさせられる。
・全員が忠臣孝子というキャラではなく、軽率、だめんず、遊び好きなど人間味がある。
・メンバー全員が余命1年10ヶ月という制約の中でのお話作り。
 (しかし (↑しかし"脱盟"というカタチでその気になれば足かせをはずせる。)
・背景に必ず「討ち入り」というゴールがあるので、手前の話はどんなに平凡な展開でも面白くなる。
・義士伝はいろんなケースに耐えうる本質を持ち合わせているから時代や地域を超える。
・「大空港」「タワーリングインフェルノ」や一連のディザスタームービーのように、・「大空港」「タワーリングインフェルノ」や一連のディザスタームービーのように、あたりまえの生活をしているふつうの人達が、突如まとめて大トラブルに見舞われるが、最終的にちからをあわせて目的を達成しようとするドラマツルギー。
  あたりまえの生活をしているふつうの人達が、突如まとめて大トラブルに見舞われるが、・ふだんバラバラに活躍してる浪士が最終的に一丸となるクロスオーバーは、贅沢感やパワーがハンパじゃないしクール。言わば「アベンジャーズ」(文字通りw)のようなドリームチーム。(またはジャスティス・リーグ…いや、エグゼビアとX-メン…もういいか。)
  最終的にちからをあわせて目的を達成しようとするドラマツルギー。   講談本のほとんどは、討ち入り前の「勢揃い」というアッセンブルの章を大切にしている。
・ふだんバラバラに活躍してる浪士が最終的に一丸となるクロスオーバーは、   このシーンは本来ならば、某芸人さんの言い方を借りるならば「オーシャンズ11のメンバーがひとりずつ集まってくるかの如き興奮」に満ちているのが王道。
  贅沢感やパワーがハンパじゃないしクール。言わば「アベンジャーズ」(文字通りw)のようなドリームチーム。(またはジャスティス・リーグ…いや、エグゼビアとX-メン…もういいか。)   講談本のほとんどは、討ち入り前の「勢揃い」というアッセンブルの章を大切にしている。   このシーンは本来ならば、某芸人さんの言い方を借りるならば「オーシャンズ11のメンバーがひとりずつ集まってくるかの如き興奮」に満ちているのが王道。   規律違反を犯して主要クルーがほうぼうから集まり、エンタープライズ号を盗んでMr   規律違反を犯して主要クルーがほうぼうから集まり、エンタープライズ号を盗んでMr.スポックを探す旅に出る劇場版「スタートレック3」のかんじ。
・違法なことを成功させるために仲間で計画、暗躍するケイパーもののおもしろさ。
・「仮名手本忠臣蔵」ではこの討ち入りまでのプロセスこそが醍醐味。
 「壮挙よりも、その陰で苦しみ、悲しみ、泣いた人間の集積が人々の官能を揺さぶる」  「壮挙よりも、その陰で苦しみ、悲しみ、泣いた人間の集積が人々の官能を揺さぶる」( 講談社「歌舞伎の魅力大辞典」より)
  講談社「歌舞伎の魅力大辞典」より・お軽勘平の悲恋に涙する義理人情のテーマ。武士道鼓吹を大きくかかげた忠義のテーマ。そして金権政治批判の政治的レジスタンスのテーマ。一番はっきりしてるのは復讐の肯定。(佐藤忠男「忠臣蔵〜意地の系譜〜」)
・「お話しの筋の大幹(本伝)があって、小枝(銘々伝、外伝)があって、どんな些細なエピソードも結局はその大きな幹に繋がっていくことで「ああ、義士の!」って腑に落ちちゃうんですよ。外伝にしても「義士に」加勢した、応援した…チョコレートあげただけかもしんない。でも「義士にチョコレート!そりゃたいしたもんだ」てことで腑に落ちちゃう、その腑に落ち方が忠臣蔵のすごさ。。」(国本武春さんと最後に飲んだ晩の武春さんの談話。)
・神田愛山さんが「" 忠臣蔵は忠君愛国が人気の秘密ではない。ほとんどが「別れ」がテーマであるところに大衆の心を惹きつける秘密がある "」(講談)とおっしゃってた。(神田松之丞さんNHK公開録音ほか より)。
 
・「自分の心根を何とかわかって欲しい」という義士一人ひとりの強い願望と、「口に出さずともお前の気持ちはよーく判っている」とそれを受け止める周辺人物たちとのやりとりを個々のエピソードを通じて追体験することで、義士たちと一緒に、あるいは義士たちに代わって観客側が強いカタルシスを感じるようにデザインされている。(谷川健司「忠臣蔵映画の全貌」)
・松之廊下事件から討ち入りまでが長い。この「間(ま)」「間合い」が良いんです。日本人は好きなんです。野球や相撲が面白いのと同じで結果までいろいろ考える時間。どの選手をどう配するか。自分が選手だったら?そこにスリルとサスペンス。推理モノで活劇。ヒューマンでありとすべての面白さがある。そこにスターがいる。大石内蔵助の逆転の勝ちゲーム。革命劇とまではいかない反権力。すべてが日本人好み。(上岡龍太郎氏・談)
 
・長期間に周到な準備を重ねて重ねて…、そして満を持して1ポイントで計画決行!いまの映画でいうケイパーものに近い。(ライムスター宇多丸)
・究極のネタバレ作品。キャスティング&カップリングの面白さ。(春日太一氏談)

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