<ネタバレ>
松の廊下事件も、内匠頭切腹も、討ち入りもあるのだが、主だった浪士のアレコレは一幕目に集約され、二幕目以降に「実は〜だった」と「伏線回収」がおっぱじまるので、なんというか、宇宙Sixのメンバーのうち、ふたりが演じる近松門左衛門と紀伊国屋文左衛門の「事件の裏を探る」活躍が中心となってくると(残り3人、堀部安兵衛と大岡越前もいいキーパーソン。もう一人は声のみの出演。)、赤穂事件要素は、もう「具」でしか無い。(誤解の無いように言っておくと、赤穂浪士(5人ほど)は決してお粗末な扱いではなく、それどころかじゅうぶんに愛を感じられるし、出番も少なくない。) 松の廊下事件も、内匠頭切腹も、討ち入りもあるのだが、主だった浪士のアレコレは一幕目に集約され、二幕目以降に「実は〜だった」と「伏線回収」がおっぱじまるので、なんというか、宇宙Sixのメンバーのうち、ふたりが演じる近松門左衛門と紀伊国屋文左衛門の「事件の裏を探る」活躍が中心となってくると(残り3人、堀部安兵衛と大岡越前もいいキーパーソン。もう一人は声のみの出演。)、赤穂事件要素は、もう「具」でしか無い。(誤解の無いように言っておくと、赤穂浪士(5人ほど)は決してお粗末な扱いではなく、それどころかじゅうぶんに制作側の愛を感じられるし、出番も少なくない。)
忠臣蔵は「忠義」や「暗躍」などがキーだが、このおはなしは「ことの真相」のほうがハナシのメインなために、おかげで討ち入りの大義も変わっているから「忠臣蔵を観た」というカタルシスは無かった。 忠臣蔵といえば「忠義」や「暗躍」などがキーだが、このおはなしは「ことの真相」のほうがハナシのメインなために、おかげで討ち入りの大義も変わっているから「忠臣蔵を観た」というカタルシスは無かった。
ということで、本サイトでは「関連項目」のほうに入れさせていただきました。
前説で赤穂事件の一通りを語ってくれたり親切だが、そもそもストーリーが「忠臣蔵はデフォで知ってる」前提、と言っていい扱いがうれしい。
就活女子から老婆まで、9割方が女性客。 就活女子からご年配層まで、9割方が女性客。
忠臣蔵好きだからっつって独りで出かけたけど、これはジャニヲタの女子(世代は問わず)とサイリウム持って出かけたかったかなぁ。
<附言>
チラシの裏に「この作品はフィクションで(略)史実とは異なる場合が多くあります」と、真面目な断り書きがあるのだが、誰に向けた免罪符なのだろう。
忠臣蔵や義士伝はもともとフィクションだから、野暮な言い逃がれである。
ちなみに忠臣蔵というのは、ポイントさえ押さえていれば、松の廊下も吉良邸も出てこなくても成立する。
ファン仲間でよく、突拍子もない洋画を引き合いに「アレ、忠臣蔵してましたね!」などと盛り上がることがよくある。