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サラリーマン忠臣蔵’60/続サラリーマン忠臣蔵’61

1,047 バイト追加, 2020年12月30日 (水) 04:42
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{{Cinema|制作=東宝|公開=1960-61|内蔵助=森繁久彌|星=4|頃=}}
[[画像:Sara_cyu.jpg|thumb|映画ポスター。]]
サラリーマン社会に設定を置き換えた現代版の忠臣蔵。
ベースは史実ではなく、歌舞伎のベースは講談や史実ではなく、歌舞伎の[[通し狂言 仮名手本忠臣蔵|仮名手本忠臣蔵]]のほう。
講談と違って、仮名手本は武家社会の忠義話ばかりではなく、人間模様もふくらんでいるので現代社会のアレコレ(=社長シリーズの世界観)にけっこうマッチしており、オマージュにしてはすんなりハマッている。仮名手本は武家社会の忠義話もさることながら、さまざまな人間模様がふくらんでいるので現代社会のアレコレ(=社長シリーズの世界観)にけっこうマッチしており、オマージュにしてはすんなりハマッている。
モリシゲが主役になる前の「三等重役」の河村黎吉の遺影を社長室に飾っているところを見ても、れっきとした社長シリーズ(東宝娯楽映画の人気シリーズのひとつ)として製作側は位置づけているように見える。(って、えらそうに書いたらコレ「東宝サラリーマン映画100本記念作品」なんですって)モリシゲが主役になる前の「三等重役」の河村黎吉の遺影を社長室に飾っているところを見ても、れっきとした社長シリーズ(東宝娯楽映画の人気シリーズのひとつ)として製作側は位置づけているように見える。(<って、えらそうに書いたらコレ「東宝サラリーマン映画100本記念作品」なんですって)
とはいえ、「いつもの」社長室の常連がそのままシフトしているわけでもない。とはいえ、「いつもの」社長室の常連がそのままシフトしているわけではない。
社長シリーズのファンの視線で言うと、モリシゲ([[大石内蔵助|大石専務]])を取り巻く重役が本作品では加東大介以外大部屋俳優さんなのがいささか残念なのだが、実際このキャスティングは悩ましかったと思う。)を取り巻く、社長室に集まるおなじみのユニットが本作品では小林桂樹、加東大介以外に大部屋俳優さんが加えられてる。この見かけにはいささか違和感があった。
忠臣蔵のセオリーで行けば、必ずしも内蔵助の参謀って有名な役者ばかりとは限らないが、社長シリースのセオリーでいうと森繁の周囲がいつもレギュラーの名脇役で固めてるので、'''見かけに少々違和感'''がある。 かと言って、とはいえ[[吉田忠左衛門]]や[[原惣右衛門]]などをシリーズでは道化重役の三木のり平にするというのもミスキャストなので、むずかしいところではあるのだ。(つか、三木のり平出てないし)(らは、仮名手本で由良之助の側にいないが)などをシリーズでは道化重役の三木のり平を配するというのもミスキャストだし(つか、なぜか三木のり平出てないし。ちなみにフランキーも出てない)。悩ましいところだったろう。
[[吉良上野介|吉良]]の東野英二郎や[[鷺坂伴内|伴内]]の山茶花究がうまいのだ。「ねまわし」が今も昔も処世に必須になってるのがおもしろい。
まったく別会社のエピソードを見せるというイレギュラーに社長シリーズのファンを戸惑わせないよう、黒澤映画の常連という豪華なキャスティングによって見事に持たせている。まったく別会社のサイドストーリーを見せるというイレギュラーに社長シリーズのファンを戸惑わせないよう、黒澤映画の常連という豪華なキャスティングをして見事に切り抜けている…どころか、何度見ても楽しい出来映えに仕上げている。
昭和64年にテレ朝で「新春ドラマスペシャル サラリーマン忠臣蔵〜華麗なる復讐〜」っていうドラマが放送され、まったく別物だそうで07== <余談> == 続編公開の翌年、昭和37年(1962年)に全13回の連ドラで、フジテレビのテレビ版がある。主演は曾我廼家明蝶。詳細不明だが脚本家が同じなので、この映画のTV版と推測するものであります。  昭和64年にテレ朝で、加山雄三を大石にした「[[新春ドラマスペシャル サラリーマン忠臣蔵〜華麗なる復讐〜]]」というドラマが放送された。 この映画作品とはまったく別物で、近年では07.3月にCSテレビ朝日チャンネルで放送されたそうです。3月にCSテレビ朝日チャンネルでリピート放送があったレア物だったが、2020ねんにDVDリリースされた。  また、会社ののっとり劇でサラリーマンならぬ、「[[OL忠臣蔵]]」('97)という作品があるが内容は忠臣蔵とは関係がない。  CS衛星劇場で松竹映画「大願成就」('59)という作品を「サラリーマンの忠臣蔵」と紹介しているが、清廉でガッツのある会社社員(高橋貞二)が不当な会社乗っ取りに孤軍奮闘する内容で、策略のために味方の部下連中を方便でだますなどのシチュエーションがあることからうっすらと忠臣蔵をイメージできなくもないがこれまた忠臣蔵とは無関係。 
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[[Category:くすおの忠臣蔵作品評|1960]]

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