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中村仲蔵

249 バイト追加, 2020年10月24日 (土) 04:31
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歌舞伎役者の若き中村仲蔵(初代)の逸話。
血筋が役者でない割にはイイ筋で、創意工夫もいい仲蔵(三遊亭圓生6thはそのエピソードも語る)は団十郎から目を掛けられ出世するが、ある日「仮名手本忠臣蔵」上演の際、肌の合わない演出家から「[[斧定九郎|定九郎]]」というショボい役(当時)をもらい苦悩する…。をもらい苦悩する…。(あるいは、座頭から期待をかけられてキャスティングされる。)
心理描写や状況描写を落語よりもずいぶんと引っ張るので、松之丞さんの芝居がかったパフォーマンスと相まって、静まり返った五段目の上演が何日か経った超満員の客席から、最初に大向うから声援が飛んだのを皮切りに場内が沸き返るような騒ぎになるシーンでは、張り詰めた弓が急に緩んだように、こちらの涙がドバーッと出る。
この話ではお手本となる浪人を目撃はしてもコンタクトをしないので、念願の此村大吉のエピソードに触れられるのか!?と思ったが、なんにもなかった。この話ではお手本となる浪人を目撃はしてもコンタクトをしないので、念願の [[「此村大吉」もの|此村大吉]]のエピソードに触れられるのか!?と思ったが、なんにもなかった。<small>(註釈02)</small>
いろんなシチュエーションが陰気臭いにもかかわらず、すごくドラマチックで傑作。
註釈01…赤ちゃんのオリジナルは、三遊亭圓生(6th)じゃないかしら。註釈01…赤ちゃんのオリジナルは、三遊亭圓生(6th)じゃないかしら。ちなみに圓生版では、団十郎が感動するところでエモ。
註釈02…此村大吉はこっちじゃなくて「旗本五人男」という30席以上ある長編講談の登場人物。冒頭で捨て子だった仲蔵(船頭の甥っ子じゃねえのかよ)の逸話註釈02…講談の登場人物で、映画にもなってる此村大吉は、こっちじゃなくて「旗本五人男」という30席以上ある長編講談の登場人物。冒頭で捨て子だった仲蔵(船頭の甥っ子じゃねえのかよ)の逸話
が触れられ、大吉が仲蔵に目撃されるのは蕎麦屋ではなく土手を走っているシチュエーションになっている。

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