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五段目

1,896 バイト追加, 2018年5月4日 (金) 04:05
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== 五段目 ==
(別タイトル…吐血)
大店の隠居が喜寿のお祝いに呼ばれる出入りの業者がお返しに忠臣蔵の5〜6〜7段目をやって、8段目で向こうのお嬢様になんでもいいから踊りを待ってもらおうという相談がまとまる。大店の隠居の喜寿のお祝いに呼ばれる出入りの業者が、お返しに忠臣蔵の5〜6〜7段目を披露して、8段目で向こうのお嬢様になんでもいいから踊りを舞ってもらおうという相談がまとまる。
ハナシは5段目の有り様。
始めてみると千崎弥五郎は花道から落ちる、与市兵衛と定九郎はうまいこといったが建具屋の吉公のイノシシはチンチンをしたり掛けションベンをの格好をしたり芋を掘り出したりとそこそこシッチャカメッチャカ。始めてみると千崎弥五郎は花道から落ちる、与市兵衛と定九郎はうまいこといったが建具屋の吉公のイノシシはチンチンをしたり掛けションベンの格好をしたり芋を掘り出したりとシッチャカメッチャカ。
鉄砲の二つ玉シーンでは子供がいたずらして口火(縄の先の火)が消えて発火せず、立ち往生の定九郎役の近江屋の若旦那はまごついてうっかり「てっぽう」と喋ったとたん口の中に仕掛けた血糊の入った卵の殻がはじけて顔中がちだらけにに。もうしょうがないからそのまま胸に血糊をなすって「うう〜〜」鉄砲の二つ玉シーンでは子供がいたずらして口火(縄の先の火)が消えて発火せず、立ち往生の定九郎役の近江屋の若旦那はまごついてうっかり「てっぽう」と喋ったとたん口の中に仕掛けた血糊の入った卵の殻がはじけて顔中がちだらけに。もうしょうがないからそのまま胸に血糊をなすって「うう〜〜」
客「なんだよおい(笑)。鉄砲も鳴らねえうちに血を吐いちまった。気のはええ定九郎だ。
以上は三遊亭円生(6th)のバージョンで、そもそもは「吐血」という演題だそうでオチも「今日は吐血…」となるそうであります。以上は三遊亭円生(6th)のバージョンで、そもそもは「吐血」という演題だそうでオチも「ウ〜ン今日のは吐血で死ぬのだ…」となるそうであります。   == 五段目 ==(田舎芝居・部分) 田舎の地芝居で江戸から役者が来てくれるというんで「自分も一役やりたい」と地元の男が言ってきたので頭取が「七段目」で幇間か仲居か、ともかく白粉を塗る役をあげるから「五段目」のイノシシもやれというので男は快諾。 はりきったその男は「大序」をやってる時から着ぐるみでバックヤードで駆けずり回る猛練習。弁当蹴飛ばしたり小道具を壊したりとひんしゅくを買っていたがやがてくたびれて眠ってしまう。 四段目に来て目を覚ますとねぼけて舞台へ飛び出し、手をついてる由良之助の肩へ駆け上がって判官の横ッ面を蹴飛ばしてふすまをぶっ倒して楽屋へ駆け込んでいってしまう。(ここ大好きwww) 観客「芸がこまけえなあ。五万三千石の殿様が腹を切ったから領分のイノシシが暇乞いに来たんだんべえ…」  このシークエンスは「[[田舎芝居]]」の部分でもあり、橘家円蔵(4th)は上記「吐血」の前半に入れて上演もした。
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金原亭馬の助が言う「シーシー」は「シーッシーッ」であって、これはどうも、荷車を引っ張って働く牛を制御する際の掛け声。(でしょうか?先輩方)金原亭馬の助が言う「シーシー」は、これはどうも「シーッシーッ」であって、荷車を引っ張って働く牛を制御する際の掛け声。(でしょうか?先輩方)
これを定九郎がビビるイノシシに掛けている。
本番で近眼の村長の息子がやる勘平が足元を明るくしようとやたら火縄銃の火縄を振り回しながらやってきたので定九郎の頭に着火。
そのままセットの掛稲に火が燃え移り、「声を上げろー」と助けを呼ぶ声にあわてものが「肥をかけろ」と勘違いして火にコヤシをかけたものだから、火事が育って大きくなった、という、はなはだバカバカしいドタバタ。そのままセットの掛稲に火が燃え移り、「声を上げろー」と助けを呼ぶ声にあわてものが「肥をかけろ」と勘違いして火にコヤシをかけたものだから、'''火事が育って大きくなった'''、という、はなはだバカバカしいドタバタ。
【のぎづけ】
浄瑠璃にハマった男が隠居?仲間?に忠臣蔵の五段目を聴かせに行くが、下手なので味噌が腐るさかい晩に軒下で集まって稽古やってるからそこへ行ってやれと促す。浄瑠璃にハマった男が隠居(仲間?)に忠臣蔵の五段目を聴かせに行くが、下手なので味噌が腐るさかい晩に軒下で集まって稽古やってるからそこへ行ってやれと促される。
あるストリートパフォーマンスは好きな家に入れてもらってうなぎのお茶漬けまで呼ばれたと聞き男はさっそく仲間に入れてもらう。
橘ノ圓都(たちばなのえんと)の録音を聴いたが、この上方落語は意外に桂米朝橘ノ圓都(たちばなのえんと)の録音を聴いたが、この上方落語は検索で桂米朝(3rd)、桂枝雀(2nd)などの録音が検索で引っかかる。などの録音が引っかかる。
忠臣蔵が関連するのはオープニングだけ。
== 能狂言 ==
能狂言を知らない田舎の小大名の殿様が「端午の節句の無礼講で、その方達、能狂言をいたすように」と江戸見物(参勤交代)の際に覚えた芸事をするよう家来にリクエストを出すが、生憎わかるものが誰もいない。田舎の小大名の殿様が江戸見物(参勤交代)で初めて知った能狂言。 たいそう気に入って、国許に帰るや「端午の節句の無礼講で、その方達、能狂言をいたすように」と家来にリクエストを出すが、生憎わかるものが誰もいない。
街にお触れを出して指導役を探していた折、タイミングよく旅回りをしてる江戸の噺家二人が相手が知らないのをいいコトに
三遊亭圓生もともと上方落語だったのを三遊亭圓馬(3rd)が演っていたのを若き日の三遊亭圓生(6th) が亡くなる前の動画がネット上にあって見てみると、ほんとに「やるまいぞやるまいぞ。」と言いながらシモテにさがる。 が聴き覚えで復活上演。「他の人は手がけられない」(榎本滋民先生談)。 TBS落語研究会で演っているのを見てみると、オチのときほんとに「やるまいぞやるまいぞ。」と言いながら追い込んでるかんじでシモテにさがるw。(TBSチャンネルや動画で見られます)   == 五段目の猪 == 東大落語会(東京大学落語研究会OBの親睦会)のまとめた本に紹介されている小咄で、泉岳寺のお線香の煙は絶えることがないのに定九郎の墓参には誰も来ない。と思ったらある日一生懸命拝んでるのがいるから誰かと思ったら五段目の猪だった。というサゲw。

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