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侠客列伝

314 バイト追加, 2016年1月4日 (月) 22:44
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脇役で出番もほとんど無いのだが、権力になめられっぱなしをグッと我慢する侠客・高倉健([[大石内蔵助]]的やくわり)をけしかける地元のカゴ屋に藤山寛美が出ていて、その場をさらう存在感がすごい。
「顔を見ただけでも虫酸が走るんじゃ!それでも侠客か!…おこ、怒ってえな。な。怒ってえな!」これ、ありがちといえばありがちな場面なのだが(「顔を見ただけでも虫酸が走るんじゃ!それでも侠客か!……おこ、怒ってえな。な。怒ってえな!」 これ、ありがちといえばありがちなシチュエーションだが([[村上喜剣]]のエピソードが近い)、ドスを効かせてたかと思ったら急に情や暖かさをのぞかせるリズムには、バイセクシャルな風味に独特の泥臭さが(いい意味で)混ざってて大衆の口に合うのだろうなとため息が出た。のエピソードが近い)、ドスを効かせてたかと思ったらのぞかせるやさしい一面に、オジチャンの中にオバチャンが同居しているような風味が、なんていうか寛美のベースにある独特の泥臭い(<いい意味で)ルーレットの円盤の上でコロコロと自在に現れては消えて、ちょっぴりでも濃い満足感を与えてくれる。たいへんな負債を抱えて自己破産し、松竹新喜劇を追われたあとの彼であるが苦役は役者を伸ばすんでしょうかな。

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