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俵星玄蕃

99 バイト除去, 2019年9月22日 (日) 15:51
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[[画像:Genba-nagato.jpg|thumb|役者絵:長門勇]]
 俵星玄蕃【たわらぼし げんば】…元・尾張家の家来の浪人。45〜6歳。 俵星玄蕃【たわらぼし げんば】…元・尾張家の家来の浪人。45〜6歳。架空の人物。
 腕を見込まれて吉良家側から[[千坂兵部]](とか[[小林平八郎|小林]])にスカウトされるが、そばやに身をやつしている[[杉野十平次]]に同情を寄せてるので断る。杉野はなにを聞かれても白状はしないが、玄蕃は彼のことを赤穂浪士と見込んでいたのだ。
 玄蕃が吉良側についてはたまらんと杉野は事情を[[大石内蔵助|内蔵助]]に話す。内蔵助は[[原惣右衛門]]にそう言って玄蕃の道場まで松平家を騙ってにそう言って、玄蕃の道場まで松平家を騙って'''偽スカウト'''にやり、吉良の用人になることを避けさせる。
 討ち入りの夜、陣太鼓の音を聞いて飛び起きた玄蕃は吉良邸へ討ち入りに駆けつける。そこでユニフォーム姿の杉野と再会。
 上記のエピソードがオーソドックスだが、'''浪曲'''の内容によっては、偽スカウトの時もらった大金を元手にチンピラを集めて黒装束10人組の急ごしらえのの内容によっては、偽スカウトの時もらった大金を元手にチンピラを集めて、黒装束10人組の急ごしらえの'''助太刀隊'''を編成し訓練し、討ち入りの夜に駆けつけるが活躍しないで見てるを編成し訓練して討ち入りの夜に駆けつけるが、活躍しないで見てる(加勢を断られるから)というストーリー展開もある。
 ちなみに自警団みたいなものについては、'''講談本'''において、玄蕃とは関係なくほかでもいろんなユニットが組まれており、計7~800人が吉良邸の周囲や両国橋近辺に至るまで見張りをしていたとのこと。
 このキャラクターは「[[通し狂言 仮名手本忠臣蔵|大星由良之助]]」の「星」と俵を放る妙技から来た「俵」をくっつけちゃった名前で、文化2年の刊行物にすでにその名が出ているというから、けっこう古い。原作はそのころの講釈師・大玄斎蕃とか。
 実は安兵衛の剣の師匠である[[堀内源左衛門]]も討ち入りの夜は吉良邸周辺で見守ってたというから、玄蕃は彼がモデルではないかとも言う方もいる。
 == ゲストとしての玄蕃 玄蕃あれこれ ==
 映画やドラマで玄蕃と仲良しになるのは[[堀部安兵衛|ヤスベエ]]だったり[[岡嶋八十右衛門|岡嶋]]だったりして、なぜかあんまり杉野が描かれない。
 
 俳優の長門勇は槍がうまいので「[[あゝ忠臣蔵]]」「[[編笠十兵衛]]」に俵星玄蕃役で出ている。
 
 
 
== 余談 ==
 柳家喬太郎師匠は市馬師匠みたいな歌謡浪曲じゃなく、落語で「俵星玄蕃」をおやりになるが、ちょいと陰気くさい演目。師匠にそう言ったら「ちゃはは。あれは講談のハナシが元になってるんで」とおっしゃってらした。 柳家喬太郎師匠は市馬師匠みたいな歌謡浪曲じゃなく、落語で「俵星玄蕃」をおやりになるが、ちょいと陰気くさい演目。師匠にそう言ったら「ちゃはは。あれは講談のハナシが元になってるんで」とおっしゃってらした。(黒柳徹子さんに言わせると「(講談は)憂鬱っぽい」2019.9.20放送ぶんより)

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