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元禄忠臣蔵

980 バイト追加, 2020年6月6日 (土) 15:01
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{{Cinema|制作=松竹|公開=2006いろいろ|内蔵助=松本幸四郎ほか|星=2|頃=}}歌舞伎で忠臣蔵と言えば「[[通し狂言 仮名手本忠臣蔵|仮名手本忠臣蔵]]」だが、こっちは史実を元にした真山青果(まやま せいか)原作の'''新歌舞伎'''で、長唄やら義太夫(BGM)がありません。で、長唄やら義太夫(BGM)がほとんどありません。
登場人物は実名で、エピソードも史実に基づき、どの場面もおおいなフィクションを混ぜて構成しながらもいちいち「こんなときはそんな会話もあったろうな」と思わせるリアリティを追っかけながらもドラマチックな芝居。
もとは昭和に作られたものですが、あたしが見たのは歌舞伎チャンネルや国立劇場の開場40周年の公演のBS放送。
40周年の時は内蔵助役には松本幸四郎もとは昭和に作られたものですが、あたしが初めて見たのは国立劇場の開場40周年の全通し公演(内蔵助役には松本幸四郎(9th)、坂田藤十郎(4th)、中村吉右衛門(2nd)のトリプルキャスト。のトリプルキャスト)。 いまも各所で上演することが多く、[[元禄忠臣蔵 前篇・後篇|映画版]]で活躍した前進座さんもかけたりする。 衛生劇場などCSの放送も多い。
イベント中の刃傷事件に右往左往する江戸城から始まる。
それから田村邸>赤穂城に使者>大石内蔵助邸>最後の評定>内蔵助の決心>(第2部)撞木町>仇討ちを後押ししたい徳川綱豊卿(ポストそれから田村邸>赤穂城に使者>大石内蔵助邸>最後の評定>内蔵助の決心> 撞木町>仇討ちを後押ししたい徳川綱豊卿(ポスト[[徳川綱吉|綱吉]])>南部坂の別れ>(第3部)吉良邸裏門(もう討ち入りはすんでる)>泉岳寺>自首(仙石屋敷)>大石最後の一日)>南部坂の別れ> 吉良邸裏門(もう討ち入りはすんでる)>泉岳寺>自首(仙石屋敷)>大石最後の一日
おなじみなシーンのようでじつは見たことの無いアプローチ、みたいな独特の味わいがあります。どの場面もおなじみなシーンのようでじつは見たことの無いアプローチ、みたいな独特の味わいがあります。
途方もない長台詞も特徴。しかし、中村吉右衛門によるとどこか刈り込もうとするととたんにバランスが悪くなると、真山先生の仕事の不思議を語っている。
台詞を整理できないとはいえ、たとえば「最後の一日」で[[礒貝十郎左衛門]]のフィアンセ・おみのが細川邸に潜入するいきさつを語るシーンでは、全部彼女の「長台詞」で観客にすべてを理解させようとすることと、それが女形(つまり男性)の金切り声の絶叫で延々とやられることが、こっちの体調いかんで相当キツイことになる。のフィアンセ・おみのが細川邸に潜入するいきさつを語るシーンでは、顛末を全部彼女の「長台詞」で観客にすべてを理解させようとすることと、それが女形(つまり男性)の金切り声の絶叫で延々とやられることが、こっちの体調いかんで相当キツイことになる<small>(※01)</small>。
歌舞伎&仁左衛門ファンの友人[http://ja.wikipedia.org/wiki/伊藤理佐 伊藤理佐]氏が、09年の「歌舞伎座サヨナラ公演」夜の部「南部坂」「仙石屋敷」「最後の一日」の3本立てに出かけて、こうこぼしておりました>「派手なシーンがないのと 幕が何回も降りてセット替えが多いのと三幕目で大石内蔵助が仁左衛門から幸四郎になったのと(笑)で、ちょっと、もう、おなかがいっぱいです。。」…そして昼の部(コレも別の3本立て)に行く予定をキャンセルしたとか。
や〜、コレ、あたしでも3本立てはきついですわ。たしかに、歌舞伎ファンよりも史実ファン向け??
余談)2011年9月現在のWikipedia「真山青果」の項目には「1919年新派の座付作家として復活。『元禄太平記』は新歌舞伎の名作といわれる。」と、NHK大河ドラマとタイトルを間違えてる部分がありまする。(まちがってますよね?)(<2013年5月に覗いたら修正されてた。)※01…これは2006年中村雀右衛門(5th)が芝雀だったときの感想。歌舞伎座さよなら公演(2009年)の中村福助(9th)はオーバーアクションながらも、超かわいいおみのを演じてノンストレスだった。見る側の趣味で意見はわかれるところと見ゆる。  余談)2011年9月現在のWikipedia「真山青果」の項目には「1919年新派の座付作家として復活。『元禄太平記』は新歌舞伎の名作といわれる。」と、NHK大河ドラマとタイトルを間違えてる部分がありまする。(<2013年5月に覗いたら修正されてた。)   == 関連作品 == * [[元禄忠臣蔵 前篇・後篇]](松竹)映画版 1941 * [[「元禄忠臣蔵 大石最後の一日」より 琴の爪]](東宝)映画版 1957 
[[Category:くすおの忠臣蔵作品評|2006]]

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