勢ぞろい!!おかま忠臣蔵

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2008年9月3日 (水) 01:34時点におけるKusuo (トーク | 投稿記録)による版

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作品概要
制作会社 ハゴロモ
公開年度 1991年
内蔵助役 吉村明宏
評価 ★★

バブル時代のVシネマ。

はじめ「オカマ」というファクターを単にオモシロ要素としてだけ扱ってるワルノリ作品かと、後ろ向きに見てた。

なにせ冠にオカマとついてるにもかかわらず、本物のオカマキャストは朝川ひかるだけかわいくて、それ以外はたけし軍団などオカマでもなんでもない俳優やタレントが演じていて、コレが化粧もヅラも馴染まず&サマにもなっておらず安いコントのようで、きれいにしてるサブの本物のニューハーフと同じ画面にいる事にものすごい違和感があるのだ。

ところが志垣太郎の浅野ママが死んだあたりから次第に面白くなってくる。

地上げのために店を巻き上げられた「オカマバー赤穂」のオカマたちが浪々の身となって"男"に身をやつして街に溶け込むというアイデアがシャレが利いているし、忠臣蔵のサブ人気キャラも出て来て押さえどころがいいのだ。

バブル時代にあってお金が余ってしょうがないからってんで、なんでもイイから予算を消化しようと制作したかんじの一面もあるが、一応ちゃんと面白いものを作ろうというココロザシが見える。

ギャランティには困ってないと見えて、脇には由利徹〜「平成名物テレビヨタロー」のメンバーまでいろんな人が出ている。

作品がどうのというより、バブル景気が見える作品。

最後まで見ると結局「ワルノリ」な作品には違いないんだけど。