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四十七人の刺客

51 バイト追加, 2014年1月25日 (土) 16:11
編集の要約なし
全体のムードは「はかりごと」でもいいましょうか、作戦本意の、もうほとんどまったく新しく構成し直した怪作(いい意味で)。
お気の毒な外様大名さんというより、城を無くしてとにかく「ふざけんな、ちくしょう!!」と頭に来た、野に放たれた狂犬の群れというような「特殊部隊」というイメージの四十七人。お気の毒な外様大名さんというより、城を無くしてとにかく「ふざけんな、ちくしょう!!」と純粋に怒りに燃えた、野に放たれた狂犬の群れというような「特殊部隊」というイメージの四十七人。
そもそも討入りが「かたきうち」とは言いにくい側面のある作戦なので、武芸をたっとぶお家柄の浅野家を怒らせた。だから暴れた。…という理屈を抜いたアプローチは現代人には有効だと思う。その点本作では人殺しの意義や、吉良を殺す大義名分など、いろいろ現代人に四十七士の見方をレクチャーしてくれているよう。
(聞けば史実でも浪士を預かった細川の殿様は「義士」ではなく「勇士」、家来の(聞けば史実でも浪士を預かった細川の殿様も彼らを「忠臣義士」ではなく「勇士」、家来の[[堀内伝右衛門|堀内さん]]も「戦士」と言ってたとか。当時、四十七士を尊んだお武家さん達も戦闘者としての彼らに惚れたのではなかろうか。)も「戦士」と言ったとか。当時、四十七士を尊んだお武家さん達も戦闘者としての彼らに惚れたのではなかろうか。)
この作品ならではの素材はそうしたアプローチだけにとどまらず、メンバーと上杉家や近衛家の縁戚関係に言及したり、討入り中にケータリング持ってきたりいろいろ目新しい。
また、小道具や、「音」が良い(一部斬殺音が空振りみたいなときがあるが…)。また、小道具や、「音」が良い(一部斬殺音が空振りみたいな音のときがあるが…)。
また、画面の中で誰が誰と会ってなにを話をしてるのかビギナーが漫然としてると、ちょっと置いて行かれる(わざわざ話し相手をフルネームで呼んでも、である)。登場人物の重要性も伝わらない。このアレンジの妙を楽しめるほど、現代人の頭には下地が無いのだ。だからカケダシ当時のあたしにとっては最初星ふたつの映画だった。また、画面の中で誰が誰と会ってなにを話をしてるのかビギナーが漫然としてると、ちょっと置いて行かれる(わざわざ話し相手をフルネームで呼んでいても、である)。登場人物の重要性も伝わらないかも。このアレンジの妙を楽しめるほど、現代人の頭には下地が無いのだ。だからカケダシ当時のあたしにとっては'''最初星ふたつの映画'''だった。
だが、あるていど「忠臣蔵」のベースが頭に入ってからあらためて観てみると「そうきたか」と愉快に観られる。

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