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四十八人目の男
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{{Cinema|制作=東宝|公開=1952|内蔵助=大河内伝次郎|星=3|頃=}}
[[画像:48otoko.jpg|thumb|プレスシート(の付録)]]
劇中の小山田像は、実際に伝えられる(&講談で表現される)「泥棒をして辞めちゃった」男ではない。
原作の大佛次郎先生は「赤穂浪士」でも小山田庄左衛門をひっぱりだしてきたが、「赤穂浪士」とはまったく別のアナザーワールドの内容であります。
小山田を演じるのは、大谷友右衛門=のちの中村雀右衛門(4th)であります。
特に初対面から後も小関新九郎はなにかと庄左衛門の弱くなったココロネに付け入り、かつて彼が手にかけた吉良邸用人の遺子にわざと会わせたり、グラグラと彼を揺さぶる。
監督はのちに「昭和残侠伝」をヒットさせる佐伯清。
本作で吉良をやった高堂国典(「ゴジラ」で大戸島の長老、「七人の侍」で村の長老)はなっかなかのクソジジイぶり。上杉の家臣が「仕えたくないなあ」と思うような非人格者であるほど登場人物の気持ちを楽しめる。