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垣見五郎兵衛
,編集の要約なし
本物の輸送ルートを中山道だろうと予測して、自分たちは東海道を下ったが神奈川宿で運悪く本物の垣見の道中とでっくわす。
察するプロセスはアレンジが様々で、大石が白紙の道中手形やIDを見せるのをキッカケに、垣見がかたわらの荷物のカバーのマーク(定紋、丸に鷹の羽のぶっちがい)にハッと気がついたりするのが主流だが、内蔵助が「これがID」と言って殿の短刀(ちいさがたな/九寸五分)を見せたり、連判状または位牌を見せたり、といろいろ。とにかくフィクション。
情けを受けた内蔵助は堂々とお礼も言えないので「武士は相身互い。よくよくのご事情があってのこととお察し申す」と言って涙する。