大石くま

大石くま…内蔵助のお母さん

放蕩を装って仇討ちのチャンスを狙う内蔵助が奥さんに「遊女を妻にするから、おまえ女中な。いやなら出て行け」なんて言うもんで、ふすまの陰で聞いてたお母さんは逆上する。

内蔵助の鼻ッ先に冷光院(内匠頭)の位牌をつきつけたら庭先へ放り出すもんだから「こころに天魔が魅入りしか!かーっ情けないっ!!」といって奥さんと一緒に豊岡に行っちゃう。(<奥さんの実家だから筋違いだが仕方なく厄介になる)

大映映画では家を出て行くとき、殿様の位牌を持って出ようとするくまが、もう一つ仏壇に位牌を発見する。手に取ってみると内蔵助の物であり、息子の決心を悟るという趣向。


「大石良雄 妻子別れ」