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峠の群像

72 バイト追加, 2020年5月14日 (木) 00:53
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== 画期的な作品 ==
忠臣蔵がキライというヒトの中には「出てくる人がみんな立派すぎる」という点を上げる人いる。深作欣二監督などもそう言ってた。忠臣蔵がキライというヒトの中には「出てくる人がみんな立派すぎる」という点を上げる人がいる。深作欣二監督などもそう言ってた<small>(出典:キネマ旬報1994 NO.1145)</small>。
この「峠の群像」は登場人物がひじょうに人間くさく描かれており、それらしいエピソードや人物描写で物語を構成することにより、どんな人だって正しいときや間違ってるときはあらぁな。というスタンスをつらぬきながら「とりたてて立派なわけではない」ヒトたちが、それぞれ思い思いの目的で、最終的に討ち入りという目標に向かってどんどんまとまっていく忠臣蔵を完成させた。まさに画期的と言っていい傑作。
放送当時を知る何人かの友人によれば小林薫演じる[[不破数右衛門]]の人気は尋常じゃなかったそうである。それこそ「不破サマ〜」と。クールで無骨で愚直で右翼的で不気味な不破は歴代ベスト5に入る出来。
また伊丹十三の吉良も品があり、誤解されやすい人物を見事に作り上げており、現在も「峠」の内容は記憶してないが伊丹はよかった、という人も多い。史実通り炭小屋から死体で引っ張り出されるシーンが「討ち入り」の是非をなんとなく考え直させる。そういうまた伊丹十三の吉良も品があり、誤解されやすい人物を見事に作り上げており、現在も「峠」の内容は記憶してないが伊丹はよかった、という人も多い。史実通り隠れてたところから死体で引っ張り出されるシーンが「討ち入り」の是非をなんとなく考え直させる。そういう'''説得力のある死体'''も上手に演じている。
アイドルが花を添えておりジャニーズ勢もたくさん出ている。[[矢頭右衛門七]]のヨッチャンは塩田経営のほうに最初は荷担しており、巻き込まれるように討ち入りメンバーに加盟する。敵方のニッキ=[[清水一学]]は好青年で、[[伊達左京亮]]のヤックンは要領のいい饗応役。どれも斬新な演出だ。三田寛子(=京女。おかる)やキョンキョン(すぐばれる間者)も出ている。

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