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峠の群像

サイズ変更なし, 2009年2月15日 (日) 13:00
編集の要約なし
松の廊下事件までの経緯が非常に印象的。これまでのマジメで病弱な[[浅野内匠頭]]像とうってかわって、隆大介の浅野は骨太で、何年も前から塩のことなどで[[吉良上野介|吉良]](伊丹十三)と正面からやりあって折り合いが悪く、空気が悪い。いつ刃傷沙汰になってもおかしくないかんじで自然に「ケンカ」がもりあがっていく。浅野の「短慮」ぶりが最も上手に演出されてるドラマではなかろうか。
大河ドラマ(連続ドラマ)は総集編で見るとどうしてもリズムが独特になってしまうので、作品の善し悪しの判断がつきにくいが、それにしてもこの作品、一本調子で抑揚がなく、そのムードが首尾一貫しており、キャラも豊かに膨らんでいない。大河ドラマ(連続ドラマ)は総集編で見るとどうしてもリズムが独特になってしまうので、作品の善し悪しの判断がつきにくいが、それにしてもこの作品、残念ながら一本調子で抑揚がなく、そのムードが首尾一貫しており、キャラも豊かに膨らんでいない。
浅野と吉良の喧嘩シーンがリアルだったまでは良かったが、以降一定のテンションなのだ。暗く重苦しい画作りの中で、みんなが無表情で思案し、悩み、相談かもめごとを繰り返すばかり。そしてときどき怒鳴る。

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