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峠の群像

380 バイト追加, 2013年6月21日 (金) 23:37
編集の要約なし
倒産した浅野の旧臣が新しい会社に拾ってもらうわけだが、一方で別の残党は殺人を計画してるのだから穏やかではない。間に入って奔走する架空の人物・赤穂藩士の石野七郎次(マツケン)がいいアクセントになっている。
彼をまじえたいくつかサイドのラブ・ストーリーにも特徴があり、最終的におさまるべき結論におさまっていく。彼をまじえたいくつかサイドのラブ・ストーリーにも特徴があり、最終的におさまるべき結論におさまっていく。(女子のキャラがみな素敵。)
大河はいい俳優をふんだんに使えるので、この点もよかった。(豪華ではない)
最大の功労者はやはり主人公・内蔵助を演じた緒形拳の演技で、この人はなんの役をやっても緒形拳の顔&演技ではあるが(つまり内蔵助をやるにあたって太ろうとか、そういうデニーロ・アプローチは無い)、みごとに登場人物になりきれる名優であり、今回も「彼の内蔵助」を完成させている。。最大の功労者はやはり主人公・内蔵助を演じた緒形拳の演技で、この人はなんの役をやっても緒形拳の顔&演技ではあるが(つまり内蔵助をやるにあたって太ろうとか、そういうデニーロ・アプローチは無い。…と思ったが凶変前の緒方拳は少しふっくらして見える。要確認)、みごとに登場人物になりきれる名優であり、今回も「彼の内蔵助」を完成させている。。
お家大変まではコミカルな要素も多かった昼行灯の彼が、赤穂藩がお取りつぶしとなり、うろたえ、迷いに迷い、耐えに耐える。ノイローゼ気味になったりもするが、討ち入りを決意してからは人相がすっかり変わり、殺人者となる決心が演技に見て取れる。この、うろたえたり、精神状態が不安定になる内蔵助というのは見たことがない。まさに本作の見所である。
アイドルが花を添えておりジャニーズ勢もたくさん出ている。[[矢頭右衛門七]]のヨッチャンは塩田経営のほうに最初は荷担しており、巻き込まれるように討ち入りメンバーに加盟する。敵方のニッキ=[[清水一学]]は好青年で、[[伊達左京亮]]のヤックンは要領のいい饗応役。どれも斬新な演出だ。三田寛子(=京女。おかる)やキョンキョン(すぐばれる間者)も出ている。
 
地味な存在だが、つねに弱者の立場の視点でエピソードにかかわってくる中村梅之助演じる近松門左衛門が浪士切腹周辺からグググッとかっこよく、最終的にシンボリックで圧倒的。

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