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石井ふく子さんは絶対[[大石りく]]を江戸下向させたがるんで、今回もそうなのだが、そこそこ無目的に下向したわりには八面六臂の大活躍で、周囲の女友達と協力し合って武器調達の軍資金の用立てからユニフォームのデザイン〜仕立て(採寸もせずに)、果ては絵図面取りや茶会の日取り情報の奪取までを江戸下向させたがるんで<small>(註01)</small>、今回もそうなのだが、そこそこ無目的に下向したわりには八面六臂の大活躍で、周囲の女友達と協力し合って武器調達の軍資金の用立てからユニフォームのデザイン〜仕立て(採寸もせずに)、果ては絵図面取りや茶会の日取り情報の奪取まで'''討ち入り以外の全部を彼女たちがやっちゃう'''ので、誰にもたのまれてないのにたまたま気を利かせて彼女たちが勝手に立ち回ったから良かったようなものの、この女たちがいなかったら浪士たちは一体、討ち入りをどう実現させるつもりだったの??「もぉ〜男たちときたらあたしたち影でささえなくっちゃ何にもできやしないんだから!」…「女シリーズ」ってそんなだったかあ??という超〜大疑問を残す珍品に仕上がっている。
こうしたまったく「能のない赤穂浪士」のストーリーに花を添えるのが熟女たちで、57歳の[[阿久里/瑤泉院|瑤泉院]]!(=久我美子。ホントの瑤泉院は事件当時27歳である)の登場やら、同じく57歳の呉服屋主人(香川京子)と大石主税のラブ・ロマンス<small>(註01)(註02)</small>、また若い女船頭と[[原惣右衛門]]のプラトニックというトッピングもあり、とにかくフケ専が徹底してて'''ちょっとしたカルトムービー'''のおもむきもある。
全体的にゆるゆるの中で、ひときわ素晴らしかったのは尼さん役の美空ひばりのお経。ひばりのTBS最後の出演作品で、ちょっとしたキーパーソンなのだが、彼女は'''お経の歌声も素晴らしい!'''<small>(註02)(註03)</small>
どのくらいの年齢差なのかは劇中でも触れていたかもだが、舞台版パンフレットの石井ふく子のコメントを見ると、呉服屋の女主人に思慕する青春の主税とは「15歳差」としている。香川京子さんは二回りほど若い役を当てられている。