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忠臣蔵・序 ビッグバン/抜刀

604 バイト追加, 2019年11月11日 (月) 11:25
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と、思ったとき、前回あれだけ気になった「仮名手本忠臣蔵原作」を、またぞろ性懲りもなく、今回も劇場で配ってるチラシで演出家さんがクチにしてたのが頭をかすめると、「ああ…テキトーなんだな」と、とたんに目の前で繰り広げられてるアレコレがガッカリなモノに見えてきて、興ざめしてしまうのでありました。<small>(註釈02)</small>
 
周囲のディティールがテキトーだから、根幹のデタラメを支え切れず、全体的にタワゴトになった。
 
あたしはひきずったんですね。ともかく。
註釈01…以下ネタバレ。本作で一番特徴的なのは、討ち入りのあとに上杉が攻めて来れば戦争になるから、それでこの世をまた戦国時代にしようという赤穂浪士の思惑。なかなかよいデタラメだが、構成がいたって堅苦しく、長〜い立ち話と、ありえない相関関係(外様大名が急に高家衆に配置替えになったり、公家が浪人を遊里で接待したりをギャグじゃなく、やる)のせいで、デタラメのバラエティ性は完全に霞んだ。註釈01…以下ネタバレ。本作で一番特徴的なのは、討ち入りのあとに上杉が攻めて来れば戦争になるから、それでこの世をまた戦国時代にしようという赤穂浪士の思惑。なかなかよいデタラメだが、構成がいたって堅苦しく、長〜い立ち話と、ありえない相関関係(外様大名が急に吉良クラスの高家衆に配置替えになったり、公家が浪人を遊里で接待したりをギャグじゃなく、やる)のせいで、デタラメのバラエティ性は完全に霞んだ。
実際は、討ち入り自体が戦争の覚悟なんだけど、現代人の視点で書いてるから、展望は吉良邸襲撃が成功するのが当たり前という前提の上に成り立っている。実際は、討ち入り自体が討ち死に覚悟の戦争なんだけど、現代人の視点で書いてるから、展望が吉良邸襲撃が成功するのが当たり前という前提の上に成り立っている。
註釈02…公演を宣伝するネットやチラシからは「仮名手本忠臣蔵」の文字が消えていたので、ホッとしてたのに…。つか、俺が「原作」の意味を取り違えているのかなあ。
 
つか、あとで気づいたんだけど、劇団のホームページで「近松門左衛門原作」なんて言ってるんで、コレ、'''あたしが熱吹く相手を大いに間違えてる'''気がしてきた…。
註釈03…いわゆるおなじみの名場面アレコレの話。しっかし近頃の芝居や映像作品は、作家の手から手へ渡されてはぐくんだソッチではなく、だれもかれも、とかく赤穂事件をハナから題材にとってどうにかしようとする暴挙が目立つ。
 
故人曰く「型を会得した人間がそれを破ることを『型破り』というのであって、型のない人間がそれをやろうとするのは、ただの『かたなし』です。」
あと、これ三部作と言っていましたが、どうやらこれでオワリっぽいです。

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