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忠臣蔵・OL篇/武士篇

1,158 バイト追加, 2015年12月3日 (木) 03:28
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舞台の設定自体が倒産の憂き目にあった現代社会に置き換えてるわけではなく、彼女たちは「切腹だ」「仕官だ」「幕府」だと普通に'''浅野家の家来として議論する'''ので、こっちはナニ目線でついていったらいいのかも、いささかまごつく。
だが、帰りの井の頭線で「オリザ目線」なんだな。と思って納得する。オリザ氏は「ヤルタ会談」「御前会議」という会議シリーズも作っておられ、史実の検証ではなく、会議の妙をお芝居にしている。だが、帰りの井の頭線で「オリザ目線」なんだな。と思って納得する。オリザ氏は「ヤルタ会談」(<未見だが討論劇というよりは純粋なコメディだそうです)「御前会議」という会議シリーズも作っておられ、史実の検証ではなく、会議の妙をお芝居にしている。
この、モヤモヤが晴れるまでに星の数が溶けていったw。
さて「武士篇」はOLと同じテンションなのに見かけが武士なぶんハンデがあり(?)「見かけのちぐはぐなおかしみ」が無くなったぶん、挽回しようとしたのか、討ち入りを主張するときに「討ち入り!」と言ってニコ!っとピースサインを出してみるとか、「犬死に」というワードが入る台詞のあとに「ワンワン」とつけてわざわざふざけてみせたり、急に不要なところで大声を張り上げてバナナを投げたりとか、意味のないオーパーツとかそういうのが討論を迷走させたように思う。そうして星がもうひとつ減る。さて「武士篇」はOLと同じテンションなのに見かけが武士なぶんハンデがあり(?)「見かけのちぐはぐなおかしみ」が無くなったぶん、挽回しようとしたのか、討ち入りを主張するときに「討ち入るの!」と言ってニコ!っとピースサインを出してみるとか、「犬死に」というワードが入る台詞のあとに「ワンワン」とつけてわざわざふざけてみせたり、急に不要なところで大声を張り上げてバナナを投げたりとか、意味のないオーパーツとかそういうのが討論を迷走させたように思う。そうして星がもうひとつ減る。
一緒に見たY売新聞のSさん(忠臣蔵ノンケ)が「シュールで面白かった」と言ってたから良かったのかな。(しゅーる・・・だったかなぁ?)見終わったあとうしろの席のおじさんが奥さんらしき人に「なんでタバコ吸ったりピアスしたりさあ。アレがよくわかんねえんだよなあ」と、もっともなことを言ってたので「どうして武士篇作ったのに、オリジナルじゃなくOL篇の方に寄せてるのか」とオリザさんご本人にうかがったら「デフォルトにOL篇がある。それを10年やってたし、自衛隊篇とか(「戦わないんだから俺たち」みたいなセリフがあったとか)、修学旅行篇とかやった(フトン並べてやってみたが、あんまり成功しなかった)んだけど、ひとまわりして武士篇になった」のだそうで、忠臣蔵ありきというよりOL篇ありきなので、しょうがないと思った。
これが今回だけなのかオーソドックスなのかをオリザさんが居るところで上演される会で確認することにする。忠臣蔵ノンケの人が見ると、最終的に「討ち入り」にまとまっていくサマを見て「反対意見だった人までも同調圧力によってひとつの結論に流れていく怖さ」と感想を持つ場合もあるようだが、忠臣蔵ファンが見ると「あの反対意見言ってたやつ、あとで脱盟するな」とわかる。 オリザ氏は裏テーマとかそんなことじゃなくて、価値観が擦り合わされていく「ダイアローグ(対話)」そのものを演劇によって表現している。

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