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忠臣蔵・OL篇/武士篇

138 バイト追加, 2015年12月3日 (木) 03:37
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さて「武士篇」はOLと同じテンションなのに見かけが武士なぶんハンデがあり(?)「見かけのちぐはぐなおかしみ」が無くなったぶん、挽回しようとしたのか、討ち入りを主張するときに「討ち入るの!」と言ってニコ!っとピースサインを出してみるとか、「犬死に」というワードが入る台詞のあとに「ワンワン」とつけてわざわざふざけてみせたり、急に不要なところで大声を張り上げてバナナを投げたりとか、意味のないオーパーツとかそういうのが討論を迷走させたように思う。そうして星がもうひとつ減る。忠臣蔵ノンケの人が見ると、最終的に「討ち入り」にまとまっていくサマを見て「反対意見だった人までも同調圧力によってひとつの結論に流れていく怖さ」と感想を持つ場合もあるようだが、オリザ氏は裏テーマとかそんなことじゃなくて、価値観が擦り合わされていく「ダイアローグ(対話)」そのものを演劇によって表現している。
見終わったあとうしろの席のおじさんが奥さんらしき人に「なんでタバコ吸ったりピアスしたりさあ。アレがよくわかんねえんだよなあ」と、もっともなことを言ってたので「どうして武士篇作ったのに、オリジナルじゃなくOL篇の方に寄せてるのか」とオリザさんご本人にうかがったら「デフォルトにOL篇がある。それを10年やってたし、自衛隊篇とか(「戦わないんだから俺たち」みたいなセリフがあったとか)、修学旅行篇とかやった(フトン並べてやってみたが、あんまり成功しなかった)んだけど、ひとまわりして武士篇になった」のだそうで、忠臣蔵ありきというよりOL篇ありきなので、しょうがないと思った。あれだけ価値観の違う意見を建設的に話し合ったのにもかかわらず、忠臣蔵ファンには「あの反対意見言ってたやつ、きっとあとで脱盟するな」と想像できて楽しい。
忠臣蔵ノンケの人が見ると、最終的に「討ち入り」にまとまっていくサマを見て「反対意見だった人までも同調圧力によってひとつの結論に流れていく怖さ」と感想を持つ場合もあるようだが、忠臣蔵ファンが見ると「あの反対意見言ってたやつ、あとで脱盟するな」とわかる。さて「武士篇」はOLと同じテンションなのに見かけが武士なぶんハンデがあり(?)「見かけのちぐはぐなおかしみ」が無くなったぶん、挽回しようとしたのか、討ち入りを主張するときに「討ち入るの!」と言ってニコ!っとピースサインを出してみるとか、「犬死に」というワードが入る台詞の語尾に「ワンワン」とつけてわざわざふざけてみせたり、急に不要なところで大声を張り上げてバナナを投げたりとか、意味のないオーパーツとかわざとらしいそういうアレコレが討論を迷走させたように思う。そうして星がもうひとつ減る。
オリザ氏は裏テーマとかそんなことじゃなくて、価値観が擦り合わされていく「ダイアローグ(対話)」そのものを演劇によって表現している。見終わったあとうしろの席のおじさんが奥さんらしき人に「なんでタバコ吸ったりピアスしたりさあ。アレがよくわかんねえんだよなあ」と、もっともなことを言ってたので「どうして武士篇作ったのに、オリジナルじゃなくOL篇の方に寄せてるのか」とオリザさんご本人にうかがったら「デフォルトにOL篇がある。それを10年やってたし、自衛隊篇とか(「戦わないんだから俺たち」みたいなセリフがあったとか)、修学旅行篇とかやった(フトン並べてやってみたが、あんまり成功しなかった)んだけど、ひとまわりして武士篇になった」のだそうで、忠臣蔵ありきというよりOL篇ありきなので、しょうがないと思った。

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