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忠臣蔵・OL篇/武士篇

92 バイト追加, 2015年12月6日 (日) 23:18
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本作は忠臣蔵でおなじみの大評定=「籠城だ」「切腹だ」で揉め、最終的に討ち入りに落ち着いていくハナシ。鑑賞したのは2015年だが元になってる脚本は1999年に書かれたそうで「OL篇」はアメリカでツアーまで行ってる人気作品。
タイトルは「OL篇/武士篇」並べて表示してはいるが、正続ではない別のお芝居。本サイトではタイトルを「OL篇/武士篇」と並べて表記してはいるが、正続ではない別のお芝居。
上演時間約60分。
刃傷事件勃発時の大評定が、現代のどっかの会社の社員食堂のOLにふりかかったアクシデントのように表現される「OL篇」。刃傷事件勃発時の大評定が、現代のどっかの会社のOLにふりかかったアクシデントかのように表現される「OL篇」。(舞台は社員食堂の一幕)
ほとんど同じスクリプトで男の武士にキャスティングしなおしての「武士篇」(別々の日に鑑賞)。武士篇だからと言ってあらためて当時の赤穂城の評定を再現しなおそうとか、そういうものではない。あくまで「OL篇」のキャストを武士に変えたバージョン(だから登場人物も田中さん、佐藤さん…。)ほとんど同じスクリプトで男の武士にキャスティングしなおしての「武士篇」(別々の日に鑑賞)。武士篇だからと言ってあらためて当時の赤穂城の評定を再現しなおそうとか、そういうものではない。あくまで「OL篇」のキャストを武士に変えたバージョン(だから登場人物の名も田中さん、佐藤さん…。)
セリフの聞こえ方がキャスティングや状況によって変わってくる愉快な実験劇の様相が楽しい。
さて「武士篇」はOLと同じテンションなのに見かけが武士なぶんハンデがあり(?)「見かけのちぐはぐなおかしみ」が無くなったぶん、挽回しようとしたのか、討ち入りを主張するときに「討ち入るの!」と言ってニコ!っとピースサインを出してみるとか、「犬死に」というワードが入る台詞の語尾に「ワンワン」とつけてわざわざふざけてみせたり、急に不要なところで大声を張り上げてバナナを投げたりとか、意味のないオーパーツとかわざとらしいそういうアレコレが討論を迷走させたように思う。そうして星がもうひとつ減る。さて「武士篇」はOLと同じテンションなのに見かけが武士っぽくなってることがハンデになり(?)「OLとサムライというちぐはぐなおかしみ」が無くなったぶん、挽回しようとしたのか、討ち入りを主張するときに「討ち入るの!」と言ってニコ!っとピースサインを出してみるとか、「犬死に」というワードが入る台詞の語尾に「ワンワン」とつけてわざわざふざけてみせたり、急に不要なところで大声を張り上げてバナナを投げたりとか、意味のないオーパーツとか'''わざとらしい'''そういうアレコレが討論を迷走させたように思う。そうして星がもうひとつ減る。
見終わったあとうしろの席のおじさんが奥さんらしき人に「なんでタバコ吸ったりピアスしたりさあ。アレがよくわかんねえんだよなあ」と、もっともなことを言ってたので「どうして武士篇作ったのに、オリジナルじゃなくOL篇の方に寄せてるのか」とオリザさんご本人にうかがったら「デフォルトにOL篇がある。それを10年やってたし、自衛隊篇とか(「戦わないんだから俺たち」みたいなセリフがあったとか)、修学旅行篇とかやった(「フトン並べてやってみたが、あんまり成功しなかったw」)んだけど、ひとまわりして武士篇になった」のだそうで、忠臣蔵ありきというよりOL篇ありきなので、ンじゃしょうがないと思った。

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