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忠臣蔵(大映)
,編集の要約なし
出演者の目張りがすごいんで油断すると全員同じ顔に見える。
後半は急に落ち着いた、丁寧なドラマ構成になっている。鶴田浩二の[[岡野金右衛門]]が露出度が多く、京マチ子の間者のシークエンスが多いのが特徴。このあたりのめりはりが映画を退屈させない。
「大石東下り」の[[垣見五郎兵衛]]役の中村鴈治郎がいい。この人、黒澤の「どん底」もそうなんだけど、顔がちょっと恐いわりにどこかカワイイ。
この映画でもっとも特徴的なのは、全編にわたって要所要所で[[多門伝八郎]]が月光仮面(鞍馬天狗?)のように奔走してかなり浪士側をバックアップしてくれる部分。
カツシンが[[赤埴源蔵]]。若尾文子は[[お艶|大工の娘]]。