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忠臣蔵

120 バイト追加, 2015年9月27日 (日) 11:15
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本編が「草食系」に仕上がった理由には、はじめキャスティングが起因してるかと思った。このドラマでサブに扱われている四十七士はもしも中盤で配役をこっそり取り変えても気づかないような、なんというか、'''人種的に似た感じ'''のバイプレーヤーが固めているから。本編を「草食系」と感じた理由は、なんなのか。
しかしメインの役者をあらためてみると決して淡白ではない。寺坂の寺尾聰や、このあと何度も内蔵助をやる北大路欣也、また、キャスティングは手堅い。メインの役者は決して淡白ではない。寺坂の寺尾聰や、このあと何度も内蔵助をやる北大路欣也、また、[[堀部安兵衛|安兵衛]]の世良公則は友人やネット上の評判もよい。
安兵衛だけの「高田の馬場」エピソードも特別版で用意<small>(*註)</small>されて、これは肉食的に脂ぎっている。おじさんの[[菅野六郎左衛門]]を竜 雷太がやってるのだが、まさに先輩ゴリさんとボギー刑事がだぶるので「太陽にほえろ!」ファンにはうれしい七曲署的な高田の馬場である。<small>※註…スペシャル番組が入った関係で放送予定日がずれ、コレだと討ち入りが1月中旬になっちゃうのでこのエピソードだけ連ドラからはずし、別枠で放送されたとか。</small>
[[清水一学]]の隆大介もすごく熱を感じる役者さんだ。隆一学は安兵衛の友人時代は話せるやつで良いキャラになりそうだったが、吉良側に雇われたとたん情け容赦ない冷酷無比なキャラになってしまってつまんない。の隆大介もすごく熱量を感じる役者さんだ。隆一学は安兵衛の友人時代は話せるやつで良いキャラになりそうだったが、吉良側に雇われたとたん情け容赦ない冷酷無比なキャラになってしまってつまんない。
吉良の平幹二朗だって決して草食的イメージではない。むしろ歴代の吉良役の中でもそうとうギラギラしてる役者さんだ。 ラスト、上野介の平幹二朗のヅラから地毛みたいのがはみでてるように見えるんだけど、ありゃなんでしょう。吉良の平幹二朗だって決して草食的イメージではない。むしろ歴代の吉良役の中でもそうとうギラギラしてる役者さんだ。(ラスト、上野介の平幹二朗のヅラから地毛みたいのがはみでてるように見えるんだけど、ありゃなんでしょう。)
ちなみにプロデューサー能村庸一氏の談話によると、準備期にスタッフと古い忠臣蔵作品を見てたとき、女性スタッフが「おじいちゃんを、よってたかってかわいそう」とコメントしたと言い、それが本作品の吉良をじゃっかん若めの平幹二郎でキャスティングするきっかけとなったそうだ。
となると、「撮り方」がサラッとしてるのが草食的印象の原因か。良し悪しはともかく(ならそんなにこだわるなだがw)そもそもどういうわけか絵ヅラに濃淡がなくサラッとしてる。一枚トレーシングペーパーを添えたかのような。コレが役者の油を吸い取ってる。となると、「撮り方」がサラッとしてるのが草食的印象の原因か。良し悪しはともかくそもそもどういうわけか絵ヅラに濃淡がなくサラッとしてる。一枚トレーシングペーパーを添えたかのような。コレが役者の油を吸い取ってる?。
そして衣裳に特別な個性がない。江戸でお勤め中の赤穂藩士は、まるで制服のようにおなじ色味でコーディネートされており、元禄っぽくない。
 
また、サブに扱われている四十七士はもしも中盤で配役をこっそり取り変えても気づかないような、なんというか、'''人種的に似た感じ'''のバイプレーヤーが固めている。
で、実は意外に象徴的なんではないかと思うのがタイトルロゴで、筆文字だが、線が細く、スレンダーなのであります(^∇^; )。
要は、全体的にやんわりした、だれも傷つけないムードが草食系なかんじなのかもしれません。
四の五のと申し上げたが、意外にファンが多い作品。四の五のと申し上げたが、意外にファンが多い作品で、もりいが最初に登場人物を覚えるのに教科書がわりに使った作品。
[[Category:くすおの忠臣蔵作品評|1996]]

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