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忠臣蔵
,編集の要約なし
キャスティングは手堅い。メインの役者は決して淡白ではない。寺坂の寺尾聰や、このあと何度も内蔵助をやる北大路欣也、また、[[堀部安兵衛|安兵衛]]の世良公則は友人やネット上の評判もよい。
[[清水一学]]の隆大介もすごく熱量を感じる役者さんだ。隆一学は安兵衛の友人時代は話せるやつで良いキャラになりそうだったが、吉良側に雇われたとたん情け容赦ない冷酷無比なキャラになってしまってつまんない。
吉良の平幹二朗だって決して草食的イメージではない。むしろ歴代の吉良役の中でもそうとうギラギラしてる役者さんだ。(ラスト、上野介の平幹二朗のヅラから地毛みたいのがはみでてるように見えるんだけど、ありゃなんでしょう。)
ちなみにプロデューサー能村庸一氏の談話によると、準備期にスタッフと古い忠臣蔵作品を見てたとき、女性スタッフが「おじいちゃんを、よってたかってかわいそう」とコメントしたと言い、それが本作品の吉良をじゃっかん若めの平幹二郎でキャスティングするきっかけとなったそうだ。<small>※註02</small>
また、サブに扱われている四十七士はもしも中盤で配役をこっそり取り変えても気づかないような、なんというか、'''人種的に似た感じ'''のバイプレーヤーが固めている。
四の五のと申し上げたが、意外にファンが多い作品で、もりいが最初に登場人物を覚えるのに教科書がわりに使った作品。
註01…スペシャル番組が入った関係で放送予定日がずれ、コレだと討ち入りが1月中旬になっちゃうのでこのエピソードだけ連ドラからはずし、別枠で放送されたとか。
註02…上記とともに、泉岳寺での時代劇専門チャンネルのイベントにて氏が談話。(2009.12.10)
[[Category:くすおの忠臣蔵作品評|1996]]