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忠臣蔵 地の巻/天の巻

200 バイト追加, 2021年11月8日 (月) 15:42
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全体の尺に比べて「大石東下り」がたっぷりしている。内匠頭と二役の知恵蔵演じる全体のエピソードに比べて「大石東下り」がたっぷりしている。内匠頭との二役を演じる千恵蔵の[[立花左近]]と内蔵助との面会を目玉にしているのもあるが、BGMの長唄「勧進帳」の歌詞をすっかり聴かせるためにわざわざタメてるのが印象的。と、内蔵助との面会シーンは、BGMの長唄「勧進帳」(そもそも芝居に合わせた楽劇)の一節を聴かせる尺に演技を併せるようにしているのが印象的。 ウソの身分証を出す緊張感や、さっそうと帰っていく立花左近に、「勧進帳」の抑揚がばっちりハマっている。
<附言>
 戦争をまたいで、20年後くらいに映画の全盛期になり、日活も石原裕次郎や赤木圭一郎など、大スターを抱えて東映と人気争いでしのぎを削るが、各社が作った「オールスター出演映画」は日活は制作しておらず、ましてや現代劇専門?(いやいや「幕末太陽傳」という大傑作があるしなあ)だったのもあって、忠臣蔵もその頃に作られていない。 戦争をまたいで、20年後くらいに映画の全盛期になり、日活も石原裕次郎や赤木圭一郎など、大スターを抱えて東映と人気争いでしのぎを削るが、各社が作った「オールスター出演忠臣蔵映画」は日活は制作しておらず、ましてや現代劇専門?(いやいや「幕末太陽傳」という大傑作があるしなあ)だったのもあって、忠臣蔵もその頃に作られていない。
 合併前から数えれば、長い歴史を持つ日活が、&戦前まではたくさん忠臣蔵をリリースしてきた日活が、敢えて新時代の発展を意識するように、忠臣蔵を撮らないことで過去との決別を計ったのかもしれない。(という、勝手な深読み)

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