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斧定九郎

サイズ変更なし, 2009年3月7日 (土) 18:02
編集の要約なし
古典落語「中村仲蔵」では、歌舞伎役者の初代中村仲蔵が、現在にも伝わるこの定九郎像をこしらえるまでの逸話が物語になっていますが、おはなしに出てくる「[[与市兵衛]]を先にやっておいて、あとから濡れた傘を半開きにして一文字に飛んでいき、パッと傘を開いて見得を切る。弁当幕なんでみんなが舞台に集中せず下を向いて弁当を食べてるところへ黒いものがかすめていく(とか、水がかかるとか)ので観客はハッとする」というシーンは、現在の仮名手本忠臣蔵の定九郎の登場シーンからは想像がつきません。かなり違っています。与市兵衛が休憩していると背後の掛け稲から白い腕がぬぅっと出てきて50両を盗むという、実に静かで不気味な(そしてニヒルな)演出なのです。
ところが文楽のほうでは、落語に出てくるシーンにすごく似ていて、傘も開くし、セリフも「50両〜」だけではなくところが'''文楽'''のほうでは、落語に出てくるシーンにすごく似ていて、傘も開くし、セリフも「50両〜」だけではなく[[与市兵衛]]との長い掛け合いがあるんで、「ああ、こういうかんじだったのか」とイメージできます。
「(カネを)かしてくだはれ!かーしてくだはれい!」なんて言ってカツアゲしましてね。昔からカツアゲは「貸してくれ」と言うんですねえ。しかし与市兵衛は必死に抵抗する。

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