斧定九郎

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斧定九郎【おの さだくろう】…「仮名手本忠臣蔵」5段目の人。斧九太夫の息子。

強盗やったあとに「50両〜」のセリフのあとイノシシと間違われて勘平に鉄砲で撃たれる。

初代中村仲蔵(なかむらなかぞう)がこの役を勤めたとき、それまで山賊の扮装だったこの役を白塗り顔、黒羽二重に朱鞘の大小を差した浪人姿にアレンジし、ドキッとする美しさの強烈な悪(ヒール)にしあげて大好評。

東京演芸ファンには由利徹のコントが有名。落語ファンには「中村仲蔵」でおなじみ。

さらなるスピン・オフに定九郎の奥さんの復讐劇「女定九郎」てのもある。