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武林唯七

2,122 バイト追加, 2018年2月4日 (日) 09:26
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カミソリがじょうずなので[[浅野内匠頭|殿様]]の月代を剃る御髪上げ(おぐしあげ)を担当してたりするが、粗忽なのでカミソリの柄がグラグラしてきたということで殿様の頭を使ってコツンときめこむ。痛いから怒られるが、ふつうなら金輪際目通りが許されなくなるところを唯七はいつも柔らかく叱られるだけ。殿様のお気に入りの家来。  '''<おもしろエピソード1>'''
殿様の御用も聴かずに浅野ご本家までお使いに飛び出して、間違えて隣のお屋敷に入ったことを玄関先で気づいたが居直って奥まで入っていって「あのぉ、え〜っとですね、お昼を食べさせてくれませんか?」とヘンなごまかしをしたりする天然ぶり。
'''<おもしろエピソード2>'''
上記「使者」バリエーションで、白いハトを50羽、加州侯に寒中見舞いに持っていくお使いでも失敗をし、先方で「寒中見舞い」の言葉が思い出せず、つい「あててごらんなさい」と用向きをクイズにしてしまった。
この時は一発で正解されてくやしくなったので「ブッブー。当家による能狂言のイベントのご招待でした」とでまかせを言って誤魔化したもんだから、浅野家ではホントにイベントをしないと体裁が悪いので飛んだ散財になったというレアな逸話もある。<アホさくれつ(笑)!この時は一発で正解されてくやしくなったので「ブッブー。当家による能狂言のイベントのご招待でした」とでまかせを言って誤魔化したもんだから、浅野家ではホントにイベントをしないと体裁が悪いので飛んだ散財になったというレアな逸話もある。
'''<おもしろエピソード3>'''
東下りの時、鳴海の宿で人足・ジャンガラ弥十ともめて、一撃で殴り倒してしまう。
人足ひとりでも殺せばマズイので、内蔵助はその場の問屋場役人にカネで内聞にしてもらおうともちかけると、役人は大喜びで香典百両をふっかけてくる。実は気絶してただけの弥十は息を吹き返すが、その場の事情を飲み込み、死んだふりを続けてるので、芝居に気づいた内蔵助が「ひとこぶしでこの世を去るとはのう〜」と大刀の鐺(こじり=鞘の先端)で脇の下をグリグリ。しまいにゃ「唯七。クビを打ち落とせ」。これに弥十は「辛抱できるかい!」と逃げ出した。鞘の先端)で脇の下をグリグリ。しまいにゃ「唯七。クビを打ち落とせ」。これに弥十は「辛抱できるかい!」と逃げ出した。(「[[尾上松之助の忠臣蔵]]」で近いシチュエーションが映像化されている。明治時代の作品でフィルムが寸断されていたが21世紀になって内蔵助に胴切りにされそうになって飛び起きて逃げ出す人足の「オチ」部分が見つかった。)
<おもしろエピソード4>'''<おもしろエピソード4'''>
討ち入りの際、大高源五とともに塀を乗り越えてまず乗り込む。この際、声を上げた門番の頭を掛矢(かけや)で打ち込む。頭がめり込んだ門番に対して唯七「どんな心持ちだ」門番「すめば都で胴の中も気が変わっていいですな」と言って絶命。<アホさくれつ(笑)!討ち入りの際、大高源五とともに塀を乗り越えてまず乗り込む。この際、声を上げた門番の頭を掛矢(かけや)で打ち込む。頭がめり込んだ門番に対して唯七「どんな心持ちだ」門番「すめば都で胴の中も気が変わっていいですな」と言って絶命。
以上。いろんな講談本より
 
 
'''<おもしろエピソード5>'''
 
合言葉が「山」と「川」なら敵方にすぐ知れる。アレは講釈師の作ったフィクションだそうで、ほんとうはサイコロの目を合図にいたしました。
 
「一六(いちろく)」「五二(ぐに)」「四双(しそう)」「三みち」(「玉藻前(たまものまえ) 三段目・道春館」という浄瑠璃でお姫様二人が賽の目をこう呼んで双六をやってるそうです。)という具合です。
 
討ち入りのとき唯七がうしろから「いちろく!」と声をかけると吉良の家来・美濃部五左衛門は咄嗟に賽の目が合言葉と悟り「四五一(しぐいち)!三二六(さにろく)!」と双六と関係ない数字をたくさん答えたからすぐ知れて「こいつ!」と唯七に襟首を掴まれましたが、合羽をヒョイと脱いで逃げていった。
 
残ったのは合羽ばかり。
 
もっとも五左衛門が答えたのが「四五一。三二六」ですから、「かっぱき」はあたりまえということで。(<解説:ヨイドというカブみたいなダイスゲームで、四五一や三二六という目はカッパギと言って親の勝ちなんだそうです。…わからん)
 
落語「[[山岡覚兵衛|志士の打入り]]」より
 

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