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神崎与五郎

940 バイト追加, 2020年2月16日 (日) 10:45
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[[画像:Kanzaki.jpg|thumb|役者絵:本田博太郎]]
 
[[画像:Kan nin.jpg|thumb|プラモデル「詫び証文」]]
 
[[画像:Kanzaki.jpg|thumb|役者絵:本田博太郎]]
[[Category:四十七士|かんさきよころう]]
神崎が美男子らしかったことと、大酒飲みで「燗酒よかろう」というあだ名だったのはホントらしい。
仮名手本忠臣蔵では五段目で勘平に討ち入り計画をリークする役柄なので勘平がらみのドラマではユニット扱いで必ずと言っていいほど出てくる。(名前は千崎弥五郎)[[通し狂言 仮名手本忠臣蔵|仮名手本忠臣蔵]]では五段目で勘平に討ち入り計画をリークする役柄なので、勘平がらみのドラマではユニット扱いで必ずと言っていいほど出てくる。(名前は千崎弥五郎)
享年38。
 
 
* [http://blog.kusuya.net/?day=20170929 忠臣蔵ブログ「はこね忠臣蔵」]
与太郎の死骸は太郎作の死骸と言うことで葬られ、、めでたく与太郎になった名前も不縁起と言うことで「与五郎」にあらためた。
 
 
上記のエピソードが落語となるとサゲが「与太郎は甘口の人間だったが、神崎与五郎は辛口も辛口。辛い男でした。辛いはず。出がシオイリムラ(汐入村。大汐村ということも)でございました」
 
 
少年時代(14歳)に、美少年の友人につきまとい怪我をさせたストーカー(男)をぶち殺した。「蛇は三寸にして呑牛の気あり」ですなあ。
== 神崎与五郎の堪忍袋 ==
[[画像:IMG 6375.JPG|thumb|「箱根旧街道休憩所」の展示]]
改易後「吉良邸の絵図面を手に入れよ」とか「この書状を江戸へ」という密命を内蔵助から受け江戸へ。
映像版ですと、グッとこらえるシーンには鞘と鍔(つば)にあらかじめこよりが結んであって、抜こうとするがハッとするシーンが時々ある。また、神崎を丑の股の下をくぐらせるシーンが見られることもある。両方とも講談や浪曲には出てこない。なにがオリジナルなのだろうか?後者は中国の「韓信の股くぐり」のアレンジと思われる。映像版ですと、グッとこらえるシーンには鞘と鍔(つば)にあらかじめこよりが結んであって、抜こうとするがハッとするシーンが時々ある。また、神崎を丑の股の下をくぐらせるシーンが見られることもある。後者は中国の「韓信の股くぐり」のアレンジと思われるが、両方とも講談や浪曲には出てこない。明治時代の本に「[[赤埴源蔵|赤垣源蔵]]は[[塩山伊左衛門|塩山の屋敷]]を一幕いたします。只今の団蔵が十八番(おはこ)でございます」などとあるから、今では滅多に演らない歌舞伎のスピンオフものにあるのかもしれない。全国の地芝居を注意深く追いかけたいものであります。
比較的有名な逸話であるにもかかわらず、直接討ち入りの役にたつような手柄ではないためか、意外にテレビでは尺的にカットされるエピソード。
映画は戦前に「神崎東下り」というのが何本もあり、1956年東映でモノクロの「ほまれの美丈夫」などあるそうです。映画は戦前に「神崎東下り」というのが何本かあるようです。…見たい。
== 矢作の鎌腹(千崎弥五郎名義) ==
[[画像:05.jpg|thumb|誠忠画鑑より。]]
百姓・矢作が日頃お世話になってる地元の代官が隣村の代官の娘に矢作の弟・千崎弥五郎(<歌舞伎であつかわれる際の神崎の名前)を欲しがるんで、申し分無い縁談と引き受けてしまう。
絶対他言無用の機密を話してしまった矢作はへこみじゃくるが、ちょうど1人でいる時に約束の催促に代官が現れ、矢作が弟・弥五郎を送り出してしまった=結婚させる気がないと知ると、はらいせに[[吉良上野介|師直]]に注進に行こうとするので鉄砲で殺害する。
矢作は前もって弥五郎から聞いていた「切腹の作法」をもとに、有り合わせの道具(これがおもしろい。三方の代わりにまな板。身の回りの四隅に置くシキビの代わりに大根。そして九寸五部の代わりに、鎌である)で自害する。矢作は前もって弥五郎から聞いていた「切腹の作法」をもとに、有り合わせの道具(これがおもしろい。三方の代わりにまな板。身の回りの四隅に置くシキビの代わりに大根。そして九寸五分の代わりに、鎌である)で自害する。
銃声と胸騒ぎに戻った弥五郎は戸惑いながらも兄・矢作を介錯する。銃声と胸騒ぎに戻った弥五郎は戸惑いながらも兄・矢作を介錯する。(歌舞伎)
以上が歌舞伎の中村吉右衛門家のベスト10(秀山十種)の「矢作」だが、なんか違う「矢作」がある。自分で記述したアナザー・ストーリーだがソースを見失ってしまった。以上が歌舞伎の中村吉右衛門家のベスト10(秀山十種)の「矢作」だが、講談の「矢作」がある。
<アナザー・矢作 すじがき><講談版>
もともと百姓の子だった与五郎は、江戸の落合村(芝居狂言の時は上州高崎の強戸村)で百姓をやってる兄・矢作宅へ身を寄せる。
映画版に「誉れの陣太鼓」映画「[[誉れの陣太鼓]]」(57 東映)てのがあるそうです。どっちを映像化してるのだろう。では講談版を映像化している。
ほかは廃れてしまったが、二幕目だけ「忠臣連理廼鉢植」というタイトルで残っているんだそうです。(歌舞伎)
 
 
 
== 関連作品 ==
 
*[[ほまれの美丈夫]](東映)1956
 
*[[誉れの陣太鼓]](東映)1957

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