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花王名人劇場

129 バイト追加, 2023年9月9日 (土) 15:54
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さすが芸達者揃い(当時一番若手の大助花子もこの時点で10年選手)で、令和の時代に見ても笑っていられるパッケージ。(安定の芸達者揃いぶみ(当時一番若手の大助花子もこの時点で10年選手)で間や掛け合いがさすがに申し分なし。令和の時代に見ても笑えるパッケージ。([[もりいくすお|くすお]]がこれを記述する10年ほど前「[[女と男の忠臣蔵]]」について調べ物をしててこの番組の存在に気づき、見たくてしょうがなかったのだが、吉本芸人が出てる回だけの「花王名人劇場」をBSよしもとが放送してくれることで念願がかなった。季節はずれの2023年9月頭に放送されたが、本放送も1989年8月13日という暑いさなかの放送だったようだ。)
おなじみのエピソードをベースに細かくギャグやオフザケを乗っける感じで、たとえば松の廊下のもめごとは浅野内匠頭の月亭八方に対し由利徹の吉良上野介が阪神タイガースの悪口を言って刃傷になるとか、「神崎東下り」などは雁之助が浪花節を披露し、浪曲劇で見せてくれる。
とはいえ、この年にダウンタウンが本格的に東京進出を始め、前年には「とんねるずのみなさんのおかげです」がレギュラー放送を開始しているという、まったく新しい笑いの時代が来ようとしている端境期(「全員集合」はとっくに終了しており「ひょうきん族」はこの放送年に終わる)の制作。とはいえ放送当時、この年にダウンタウンが本格的に東京進出を始め、前年には「とんねるずのみなさんのおかげです」がレギュラー放送を開始しているという、まったく新しい笑いの時代が来ようとしている端境期(「全員集合」はとっくに終了しており「ひょうきん族」はこの放送年に終わる)の制作。
時代もバブル到来でイケイケのときに、芦屋小雁の[[多門伝八郎]]が「シェップクモウシチュケルモノナリ」とアホ声でふざけてるのは、いまは面白いが当時はビミョーだったかもしれない。特に関東陣が弱い!由利徹のほかに関敬六と橋達也…ベテランばっかし(放送は40数分で、だいぶハサミが入ってるが、笑いも足されている)が「シェップクモウシチュケルモノナリ」とアホ声でふざけてるのは、いまは面白いが当時このゆるさはお茶の間にどう写ったか。ビミョーだったかもしれない。特に関東陣が弱い!由利徹のほかに関敬六と橋達也…ベテランばっかしか出てない(放送は40数分で、だいぶハサミが入ってるが、笑いも足されている)。
花王名人劇場はこの放送があった翌年に幕を閉じている。この9年前から同番組内でスタートしてすっかり屋台骨となっていたドラマ「裸の大将」シリーズの山下清役で人気者の芦屋雁之助を神輿に乗っけて、彼にひさびさにがっつりコメディを演ってもらおうというのは粋な企画と思うが、なかなかいろいろむずかしい時代ではなかったろうか。花王名人劇場はこの放送があった翌年に幕を閉じている。この9年前から同番組内でスタートしてすっかり屋台骨となっていたドラマ「裸の大将」シリーズの山下清役で人気者の芦屋雁之助を今回神輿に乗っけて、彼にひさびさにがっつりコメディを演ってもらおうというのは粋な企画と思うが、なかなかいろいろむずかしい時代ではなかったろうか。