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荒川十太夫

1,532 バイト追加, 2022年10月13日 (木) 17:50
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「誉れの三百石」
 
荒川重太夫
伊予松平藩のことを伊予久松藩とやる講談もあるが、久松は旧姓で、元禄時代では「松平」。
 
もともとは家康のお母さんの再婚先が久松さんなんだそうですが、親戚待遇で「松平」姓を許されたそうです。そもそも有力大名に松平姓をくれたんですね(<賜姓(しせい))。明治時代になって旧姓の久松に戻すまでは「松平」でやるのが正解。
 
 
 
講談の「妙海法尼」には、殿様、党中の菩提を弔うために信州の善光寺まで旅に出た[[妙海尼|妙海]]が道中の茶店で、これまた旅の途中の十太夫と蜂合わせる物語がある。
 
 
 
※講談には「安場一平」というこれによく似た話しがあり、大石内蔵助の介錯をした安場一平がモデルとなっている。大石が首を切られる前に役職について嘘をついてこたえる場面がそっくりであるが、安場の身分は「足軽」となっている。
 
安場一平は実在する人物で、実際は「御歩頭(おかちがしら)」200石取りの身分ある侍です。
 
義士を手厚くあつかった細川家においては格式ある侍が介錯担当に選ばれたことが記録に残っているそうで、武士でもない、身分の低い足軽が介錯をまかされることは考えられない。
 
「神田松之丞 講談入門」で知ったが、「小田小右衛門(おだこえもん)」という同工異曲の話もさらにあるらしい。こちらも大石内蔵助の介錯人。上記「安場一平」は実在の人物だが、こっちは架空なうえに、やはりあり得ない足軽設定。ともかく、そうとう気に入られているストーリーラインであります。
 
 
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画像:kodan_jyudayu.jpg|thumb|神田松鯉先生傘寿祝いの歌舞伎座公演 2022.9
画像:kabuki_jyudayu.jpg|thumb|講談を聴いた尾上松緑さんが新作歌舞伎を制作 2022.9
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※講談には「安場一平」というこれによく似た話しがあり、大石内蔵助の介錯をした安場一平がモデルとなっている。大石が首を切られる前に役職について嘘をついてこたえる場面が同じであるが、安場の身分は「足軽」となっている。== 関連作品 ==
義士を手厚くあつかった細川家においては格式ある侍が介錯担当に選ばれたことが記録に残っているそうで、武士でもない、身分の低い足軽が介錯をまかされることは考えられない(実際の安場さんの身分は御歩頭。200石。身分ある侍です)。* [[赤穂義士外伝の内​ 荒川十太夫]]<small>〜尾上松緑の新作歌舞伎〜</small>(松竹)2022

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