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荒川十太夫
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伊予松山藩の徒目付(かちめつけ)。代々剣術指南役を務める家柄。
後日、十太夫らは酒宴の場で殿様から「とっさの時によくぞ申した」特別の褒詞があったという。
浪士が討ち入り後お預けになった松平隠岐守(おきのかみ)さんのところで介錯をやった、三両五人扶持という身分の低い侍。
介錯する段になって[[堀部安兵衛|安兵衛]]を介錯する時に彼が「閻魔の庁で土産話にするから」と十太夫に名前と身分を聞いてきたが、あんまり自分が低い身分なんで、それじゃ悪いんでとっさに「あ…物頭役をつとめまする」と嘘をつく。安兵衛はありがたがって死んでいったが、言っちゃった手前、十太夫は、忌日には身分の高い侍のコスプレをして墓参した。費用は団子の串を削るバイトでまかなっていた。が十太夫に、「閻魔の庁で土産話にするから」と名前と身分を聞いてきたが、あんまり自分が低い身分なんで、それじゃ悪いんでとっさに「あ…物頭役をつとめまする」と嘘をつく。安兵衛はありがたがって死んでいったが、言っちゃった手前、十太夫は、忌日には身分の高い侍のコスプレをして墓参した。費用は団子の串を削るバイトでまかなっていた。
上司に見つかって最初は官職詐称を詮議されたが事情を知った殿様がそのかいがいしさに打たれ「謹慎のあと、マジで物頭役に取り立てよう」と辞令をくれた。