「菅野六郎左衛門」の版間の差分
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2020年1月26日 (日) 21:33時点における版
越後、新発田(しばた)出身の老人。
安兵衛の伯父さん。
安兵衛に小言ばかり言う。
勤め先の同僚の村上さんと喧嘩になったのがきっかけで果たし合いをすることになり、義理の甥っ子である若き日の堀部安兵衛(当時の姓は中山)が助太刀をしてくれた。
安兵衛の助太刀の甲斐あって果たし合いは勝利するが、斬られどころが悪くて死んじゃう。
おはなしによっては、安兵衛が駆けつけたときはもう死んでて、敗者復活戦が執り行われるアレンジもある。
菅野六左衛門、菅野六郎衛門という講談、ドラマもある。
堀内先生の道場で深く知り合い、伯父-甥の義を結んだとか(浪曲)、そもそも故郷・新発田時代のちゃんとした血縁関係だとか、いろんな相関関係がある。
村上兄弟とのケンカのきっかけはいろいろに演出されているが、講談や地芝居では、菅野が松平左京太夫に剣の指南役で召し抱えられたことが癪に障った先任の村上兄弟が、菅野に恥をかかせようと殿様の居る宴席で、鉄の茶釜(または、兜)を斬ってみせろと詰め寄り、これを菅野が見事に紫電一閃、まっぷたつにし、村上もやってみるが釜は粉々に砕けてしまう。
こうして、逆に赤っ恥をかかされた村上が菅野に決闘を申し込む。
討ち入りの目撃者・佐藤條右衛門の証言によれば"囲碁のいざこざ"が原因だそうであります。
役者が演じる時はふっくらした、丸い顔のヒトが演じる場合が多く、戦後の映画「中山安兵衛」の東野英治郎のように小柄でシャープなおじさんが演じることもあるがイメージと少し違う。
関連項目
関連作品
決闘高田の馬場(日活)1937
酔いどれ二刀流(大映)1954ほか