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血煙高田馬場

575 バイト追加, 2015年12月14日 (月) 14:24
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古い無声映画なので、あのコマ落としなチョコマカしたスピードで見落としがちだが、スロー再生してみるとさらに注目すべき演出がふんだん。
まず八丁堀の貧乏長屋にはコジキがふたりほど配置されていて、一人はハンディキャップのあるように見える。まず八丁堀の貧乏長屋にはコジキがふたりほど配置されていて、一人はガチでハンディキャップのあるように見える。
[[ホリ|お幸]]は一見おしとやかだが、鈴緒をちぎるためにパッとかけだし、けっこう高い石段をひとっ飛びするなど実はすごくお転婆である。
監督さんは伊藤大輔という人だが、放送してくれたCSの衛星劇場は「監督/原作/脚本 稲垣浩」とクレジットしていた。稲垣さんって伊藤大輔の伊藤映画研究所の生徒さんだそうですな。飯南町の吉岡長太郎フィルムコレクション所蔵のフィルムには、おじさんからの手紙を読んで「しまった~!」となる前に回想シーンが入るバージョンが有る。これは一般公開や放送で2015.12月現在お馴染みの「血煙高田馬場」には無い貴重なまぼろしの場面。 茶店で酔っ払って寝ている安兵衛のところにかごに乗ったおじさんが通りかかり、安さん怒られると思ったらおじさんは「西国に出かける」などと言って酒を交わす。それが別れの盃であったというわけだが、その回想のあとに「しまった〜」になるのであります。(活弁士の坂本頼光さんがおもちゃ映画ミュージアムのイベントで見せてくれた) 

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