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貝賀弥左衛門

2,655 バイト追加, 2017年9月17日 (日) 04:20
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貝賀弥左衛門【かいが やざえもん】…吉田忠左衛門の実弟。
円山会議のあと、約120名の元赤穂藩士のもとへ大高源五と「大石さんはダメだ。解散するから血判状も返すわ」と言ってやる気をあらためて探るために血判状を返却して回った。表門舞台の老人組。円山会議のあと、約120名(?)の元赤穂藩士のもとへ[[大高源五]]と「大石さんはダメだ。解散するから血判状も返すわ」と言って、やる気をあらためて探るために血判状を返却して回った。表門舞台の老人組。
ある日、品川のホテル武蔵屋で泊まり客のうっかりで泥棒騒ぎが起き、娘のおすてに容疑がかかる。ある日、品川のホテル武蔵屋で泊まり客のうっかりで泥棒騒ぎが起き、娘のおすて(ふとっちょ)に容疑がかかる。
彼女は身におぼえの無いことからどうしていいかわからず、投身自殺をはかろうとした時に通りかかったのが貝賀弥左衛門。
「天の神には慈悲がある。目に見えないがみほとけには情がある。ぬれぎぬはいつか晴れるから待つのだ」と被害額3両を立て替えてくれた。おすてはことを荒立てまいと自分が盗んだことにして急場をしのいだが、後日泊まり客は間違いだったと金を返しにくる。んじゃ、あのときの3両は?てことになり事情がわかり、武蔵屋父娘は江戸まで名も知れぬ侍にお礼を言うため旅に出る。彼らは恩人の侍を討ち入りから引き上げるパレードの中に見つける。
 
(講談「貝賀弥左衛門」)
 
 
浪曲版は前半部が、泥棒騒ぎを起こしてしまった小田原の回船屋の若旦那・虎吉の帰省のはなしになっている。
 
脱いだ旅装束の袂から「おすてが盗んだのでわ?」と濡れ衣を着せてしまうきっかけとなった「無くなった三両金」が出てきて虎吉は驚き、事情を聞いた大旦那はカンカンに怒る。虎吉は再び江戸の武蔵屋へでかけ、おすてや武蔵屋主人に謝り、許してもらうまでのシークエンスだ。そのあと後半部は上記の貝賀の思い出話やパレードの場面になる。
 
虎吉は謝罪を受け入れられたところでお役御免。前半部親子のやりとりがたっぷりある割に後半部と関係なく、2017年カメリアホールでこれを掛けた浪曲師・春野恵子師匠は「中古レコードを買ってこれを聴いて、え!?虎吉は主人公じゃないの!?」ととまどったと言うw。それを言ってくれたおかげで聴衆の戸惑いは軽減されました。
 
ちなみに恵子師匠のおすてはデブキャラではない。
 
享年54。
 
== 関連項目 ==
 
* [[吉田忠左衛門]](兄)
* [[吉田沢右衛門]](甥)

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