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貝賀弥左衛門
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ある日、品川のホテル武蔵屋で泊まり客のうっかりで泥棒騒ぎが起き、娘のおすてに容疑がかかる。
「天の神には慈悲がある。目に見えないがみほとけには情がある。ぬれぎぬはいつか晴れるから待つのだ」と被害額3両を立て替えてくれた。おすてはことを荒立てまいと自分が盗んだことにして急場をしのいだが、後日泊まり客は間違いだったと金を返しにくる。んじゃ、あのときの3両は?てことになり事情がわかり、武蔵屋父娘は江戸まで名も知れぬ侍にお礼を言うため旅に出る。彼らは恩人の侍を討ち入りから引き上げるパレードの中に見つける。