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赤穂城断絶
,編集の要約なし
熱い。深作欣二監督作品。
とにかく「深作欣二版」という特色がよく出てるパッケージにまとまってる。
これまでで血のりが一番多い。たとえば松の廊下は吉良の血のりはこの映画が一番ベスト。額(ひたい)というのは少し切っただけで思いのほか多量に出血するし、史実にも「血がなかなか止まらなかった」そうなので、どんどん出していいのになあ。アレ衣装を汚さないような配慮なのかしら。
予想どおり討ち入りのチャンバラシーンがたっぷりだが、木の上においてあった綿(わた雪ではなく、コットンです)がフワリとおっこったり、しまいにゃ刀にひっかかって宙を舞うご愛嬌がある。
音楽はテレビ時代劇なみに軽い(仁義なき戦いの作曲家さん)。
もれ承りますところによると、深作監督は、もっともっと「仁義なき戦い」風にしたかったそうで、でも東映側だか、内蔵助役の萬屋錦之介だかが反対したことで思ったようには描けず、結果的には監督にとっても錦之介にとっても腑に落ちない仕上がりとなっているらしい。
金子信夫で内蔵助を考えていたと言うが、見てみたかったものです。
昭和時代最後の忠臣蔵映画。