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提供: Kusupedia
47RONIN
,編集の要約なし
ウケるセオリーにのっとって作られてるはずが、ノンケからもファンからも総スカンを食らっている不遇の作品…
約101億円の損失を出している。
「忠臣蔵」という古典をファンタジーという分野でアレンジした出来映えとしては、おおむねいろいろ成功してると思う。
好印象の理由は、「忠臣蔵」を形作るのに必要なカードをじょうずに並べ替えて使ってること。
かばいきれないダメなところとして、登場人物の魅力が欠けてる点があげられる。
最初三ツ星をつけていた本作だが、上の理由があることが「また見たい」と思わせないのだ。「性格悪く描かれた赤穂の武士たちを見たくない」。これは致命的なことだと思った。
アメリカに「[http://blog.kusuya.net/?day=20130629 Roninhood 47of the samurai]」というコミックがあるが、伊達男とか怪力とか、飲んべえの僧侶とか、豊かなメンバーなんです。「アバター」を真似するより、漫画のほうでやりゃあ良かったと思う。
さらに「アバター」「ラスト・サムライ」と圧倒的に違うのが、それらが主人公が保守団体に適応していく「成長ストーリー」なのに比べて「47RONIN」は異端のキアヌがもともと腕が立ち、それまで辛く当たってた大石内蔵助がいざとなると手のひらを返して擦り寄るという点。この逆図式もいただけない。
また、出来上がりを見ると1年も公開を待たされるほどの重みは無かった。実はこの映画、最初の公開予定は2012年の12月だった。それなりに期待が高まってたから予定どおりに完成していたらもっと盛り上がってた気がする。
ともかく「赤穂バンザイ!」(劇中のセリフ)
== 続編について ==
詳細が不明だが、2021年春現在、「47RONIN」の続編の制作が進んでいるとか。
脚本は女優さんと元・女性WWEプロレスラー。(ジェンダーなことは取り立てて誇張するつもりはないが、特徴的だったので記す)
主人公も女性になると言うウワサ。
ふたりは漫画原作の共同脚本などでご活躍で、スクラッピー・ハート・プロダクションズという会社も設立しているとか。
この続編は、はじめはNetflixオリジナルドラマでやると報じられていたが、続報では、ユニバーサル1440エンターテインメントが製作すると報じられている。
監督を務めるのは、ディズニー実写版『ムーラン』に出演していた俳優ロン・ユアン。
<2022年10月追記>…ウィキペディアEnglish版の「BLADE OF THE 47RONIN」(2022年9月更新)の項目には、Netflixオリジナル作品として2022年10月25日の公開を目指して制作が進んでいるとあり、同日ブルーレイも発売になるという。
<2022年12月追記>…2023年3月8日に、日本でのブルーレイ&DVDリリースとデジタル配信が予定が発表。
<2024年1月追記>…Blu-ray買って観ました。ファスト視聴時代のチャーミングなトラッシュムービーでした。わかってはいたけどオリジナル作品とももちろん忠臣蔵ともほとんど無関係。(現代のブタペストで、カイとミズキの剣をめぐって子孫が右往左往する話。)
たしかにマーシャルアーツにはいくつかの見どころがあるものの、整理できそうなやり取りが多いし、ストーリーが面白くなさすぎて、なんだかもうかわいそう。
それが原因なのか3回ぐらい再生を止めて別のこと(仕事に戻ったり食事を取ったり)をやらないと頭痛がしてきて(皮肉ではなくほんとうに症状が出た。まぁ体調の問題だろうが 笑)集中していられない。
しかしながら後半は、頭痛レスで観ることが出来た。「早送り」ボタンを思い出したからである。
華奢な東洋人の女の子たちが日本刀を持って悪と戦うというプロットはやりようによってはいくらでも面白くなりそうなのに、はなはだ残念。
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画像:FeL9OLvWYAACiFq-1.jpg|thumb|300年後のブタペストで3人の女武芸者が大暴れ。
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