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着物を着た経験のある人ならわかると思うが、前を開けないでは走れないのが着物である。下半身を布で巻いて6キロを疾走できるだろうか?(ちなみに演目のタイトルは「疾走!高田馬場」) 衣裳として、いやさ演出としておかしいのである。 タキシードで銭湯の湯船に入る赤塚不二夫とか、タンクトップでゾンビの群れに立ち向かうサバイバーなど、衣裳にまつわるちぐはぐを、あれこれ思い出した。
それ見たことか、脚の可動域を制限された桐生さんは、その場でチョコチョコと細かくせわしない「足踏み」をすることで、走っていることを表現するにとどまっている。<small>(註01)</small>
そして、いろいろ考えた。
・いまさらだが、OSKは宝塚やSKDと同じく、演者はすべて女性である。言うまでもなく桐生さんも女性なのだが、桐生さんはほかの歌劇のスターと見比べても、ひじょうに男性的なダイナミックさを感じる人なのだが、ひょっとしたらおみ足は想定外に女性的で、演出を犠牲にしてでも艶めかしさを隠しおおすことで観客を現実に引き戻す混乱から守ろうと思ったのか…・いまさらだが、OSKは宝塚やSKDと同じく、演者はすべて女性である。言うまでもなく桐生さんも女性なのだが、桐生さんはほかの歌劇のスターと見比べても、ひじょうに男性的なダイナミックさを感じる人なのだが、ひょっとしたらおみ足は想定外になまめかしく、演出を犠牲にしてでもソレを隠しおおすことで観客を現実に引き戻す混乱から守ろうと思ったのか…
・その場合、役作りで筋トレをして、ふくらはぎや太ももをししゃものようにすれば良いとも思うが、それはそれでファンは引いてしまうのだろうか?
SNSを覗くと、ファンの方には安さんが馬場に駆けつけるときのセカセカした歌が、記憶にこびりついているようで、なにより。
 
 
 
註01…本公演とは無縁のことだが、2022年8月10日に放送のあった「水曜日のダウンタウン」で、朝起きたら仲間も旅館の人もこつ然と消えている…というドッキリを仕掛けられた芸人(コンピューター宇宙のはっしーはっぴー)が異常事態にパニックとなり、人影を求めて建物中を駆けずり回っていたが、尻端折りを知らない彼には、旅館の薄手の浴衣といえども走行は制限されるものと見えて、最終的に帯を打ち捨て、はだけた状態で屋外へ走っていった。左様なまでに「着物で疾走」は不自由なのだと確信した次第。

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