吉千代/くう/るり
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討ち入りの時、吉千代(きちちよ/よしちよ)11歳。くう12歳。るり3才。(お腹の中に大三郎)
山科でみんなと暮らしていたが内蔵助が討ち入りを決心し、主税を討ち入りメンバーに加えて、残りの家族と離縁をする。討ち入りをやったあとに家族が罪に問われ(連座)ないように縁を切るのであります。
小さいるりはまた会えると思ってバイバイする。泣けるなー。「大石山科の別れ」
絵ヅラ的に女の子ふたりじゃ多いと言うことなのか、くうかるりのどっちかの存在をカットされることがしばしばある(「忠臣蔵 花の巻・雪の巻 (松竹)」「大忠臣蔵(NET)」など)。
実際は、吉千代は先に豊岡に行ってるし、るりは養子に出されていて、りくが山科を離れる際は、くうしか連れて行ってないとか。
くうも吉千代(後に吉之進)も10代の若さでこの世を去ってるが、るりはお嫁に行って、その時のお祝いのお礼を親戚に当てた大三郎の手紙などが現存する。
内蔵助の死後の、大石りくの生活を描いた平岩弓枝の「花影の花」というおはなしがブレイク前のキムタクを大三郎にして(森くんが主税)舞台化されている。
ある浪曲では「吉千代、だいざぶろう、ちえの三人を連れ亡き父母の位牌を持って但馬の実家へ帰ってくれ」ってセリフがあるんですけども、ちえってだれ???(NHK浪曲名人戦:松平団十郎)。