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赤埴源蔵

93 バイト追加, 2020年10月27日 (火) 23:52
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野田秀樹主宰だった劇団夢の遊眠社による、赤垣源蔵が主役の1991年のお芝居「目に青葉ヤマホトトギス赤穂浪士」というのもある。
シナリオだけを読んでも特徴豊かな夢の遊眠社のほんとうの魅力までにはたどり着けなかったが、おはなしはイイ具合に荒唐無稽。忠臣蔵物語につきものの正命題vs反命題・的な要素をひねくって、わかりようのないわかりやすさでメタファーの花園にした作品。シナリオだけを読んだだけでは、特徴豊かな夢の遊眠社の舞台の魅力までにはたどり着けなかったが、おはなし自体はイイ具合に荒唐無稽。忠臣蔵物語につきものの正命題vs反命題・的な要素をひねくって、わかりようのないわかりやすさでメタファーの花園にした作品。
主人公が赤垣源蔵とファーブルと蛾の三役をしてることでもわかるとおり、お話し世界がグルグルする。客の前に小出しに出してくる赤穂浪士ネタはというと、ときどき出てくる四十七士メンバーのチョイスとか、仮名手本の抜粋とか、講談のアレンジが意外にソツがなく、原作の野田氏が忠臣蔵に執着があるのか、次元の高いにわか勉強によるプレーなのかが計り知れない。いや、そこが計れたところでなんなのか。ビデオでいいから観てみたい。
加筆)まったく源蔵さんとは無関係だが野田秀樹のしごとには中村勘三郎(18th)の襲名興行の「野田版 研辰の討たれ」(H17)という脚本&演出作品があり、ストーリーライン自体はシンプルなのに野田先生がすごいワード数と演出でせわしなくふくらませ(いや、原作は知らないのだが)、そのものすごいエネルギーに当てられて死ぬ鑑賞者もいるんじゃないかというすさまじいコメディ劇がある。加筆)まったく源蔵さんとは無関係だが、野田秀樹のしごとには中村勘三郎(18th)の襲名興行の「野田版 研辰の討たれ」(H17)という脚本&演出作品があり、ストーリーライン自体はシンプルなのに野田先生がすごいワード数と演出でせわしなくふくらませ、そのものすごいエネルギーに当てられて死ぬ鑑賞者もいるんじゃないかというすさまじいコメディ劇がある。
赤穂浪士の討ち入り成功のころ、その義挙に否定的な刀磨上がりのサムライ・守山辰次と彼を仇とつけ狙う平井九市郎&才次郎兄弟のハナシ。遠巻きな四十七士の討ち入りのアンチテーゼにも感じる。
(浪曲の玉川奈々福師匠はコレを原作に「赤穂義士外伝」として、 浪曲をおやりになる)
ともあれ野田先生の脳みそはでかい壁みたいな薬箪笥のようでございます。

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