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忠臣蔵・OL篇/武士篇

574 バイト追加, 2022年1月20日 (木) 02:22
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さて「武士篇」はOLと同じテンションなのに、見かけが武士っぽくなってることがハンデになり(?)「OLとサムライというちぐはぐなおかしみ」が無くなったぶん、挽回しようとしたのか、討ち入りを主張するときに「討ち入るの!」と言ってニコ!っとピースサインを出してみるとか、「犬死に」というワードが入る台詞の語尾に「ワンワン」とつけてわざわざふざけてみせたり、急に不要なところで大声を張り上げてバナナを投げたりとか、意味のないオーパーツとか'''わざとらしい'''そういうアレコレが内容を迷走させたように思う。そうして星がもうひとつ減る。
見終わったあと、うしろの席のおじさんが隣の奥さんらしき人に「な〜んでタバコ吸ったりピアスしたりさあ。アレがよくわかんねえんだよなあ」と、もっともなことを言ってたので「どうして武士篇作ったのに、オリジナルじゃなくOL篇の方に寄せてるのか」とオリザさんご本人にうかがったら「デフォルトにOL篇がある。それを10年やってたし、自衛隊篇とか(「戦わないんだから俺たち」みたいなセリフがあったとか)、修学旅行篇とかやった(「フトン並べてやってみたが、あんまり成功しなかったw」)んだけど、ひとまわりして武士篇になった」のだそうで、忠臣蔵ありきというよりOL篇ありきなので、ンじゃしょうがないと思った。(附言:「忠臣蔵・キャンパス編」が2021年11月、オリザ先生が学長を務める、芸術文化観光専門職大学で、CATパフォーミングアーツプロジェクト第1回公演として上演。)<small>(註03)</small>
註02…籠城か、討ち入りか、全員切腹かで揉める際に、どれもやったことがないのでみんなで利点やリスクを話し合うのだが、その際、「以前に備中松山城の城請け取りの経験がある」というメンバーがいることを、冒頭で言及しているのに、討論中、一切そこに触れないのが歯がゆい。註02…籠城か、討ち入りか、全員切腹かで揉める際に、どれもやったことがないのでみんなで利点やリスクを話し合うのだが、その際、「以前に備中松山城の城請け取りの経験がある」というメンバーがいることを、冒頭で言及しているのに、討論中、一切蒸し返さないのが歯がゆい。おおいに参考にすべきでは?
もっと言うと、討ち入りや再仕官の話をしているときだって、浄瑠璃坂の仇討ちや高田馬場の決闘も、前例のケースとして持ち出してもいいだろうに、そういうのも無い。討ち入りの難易度を語る上で、吉良邸のある呉服橋のロケーションのハナシをしたっていいはずだ。
情報過多になると、いたずらに雰囲気を複雑にする危険もあるかもだが、経験則やデータが入ってきたら、討論はもっと…。いや、こんがらがるかな。
 
 
註03…「キャンパス編」は、方言によって鶴チームと鷹チームと、2種類のお芝居があって、広島、北海道、和歌山、北諸弁の鶴チームの台本を売っていただいたが、あらためて読んで思ったのが、OLや侍、自衛隊のように、「宮仕え」のキャラじゃないと、二君に仕えるとか切腹とかって、成り立ちにくい(鑑賞者が入り込みにくい)のではないかと、思い当たるに至った。

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