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七川劇団リターンズ 新説 堀部安兵衛

90 バイト追加, 2022年10月23日 (日) 23:32
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今回のお芝居には前日譚があり、かつて存在したという「シアター停車場」で活躍してた役者たちが成仏できていないので、「森の石松」を上演した…というのが前に公演やったときのストーリーだったそうです。(前公演を序盤でダイジェストで見せてくれて助かった。)今回のお芝居には前日譚があり、かつて存在したという「シアター停車場」で活躍してた役者たち(みな故人)が成仏できていないので、「森の石松」を上演した…というのが前に公演やったときのストーリーだったそうです。(前公演を序盤でダイジェストで見せてくれて助かった。)
だが、実はそれでもメンバーが成仏できなかったので今度は「新説 堀部安兵衛」をやろうというのが、今回の内容(そうだったかな?)で、安さんは劇中劇。
<以下、ネタバレ含みます>
安さんの高田馬場エピソードは、池波正太郎さんの小説と三谷幸喜さんの芝居の掛け合わせみたいな感じだが、中津川祐見と安さんの関係が新しく(新発田藩での御前試合かなんかで安さんに傷をつけられた祐見が復讐心に燃えて江戸の安さんを訪ねてくるのだが、やがてその心は友情へと変わっていき、力を合わせて村上兄弟たちをやっつける)、真剣味とおかしみのバランスもいいし、ともかく舞台上では歌舞伎界の若手が多いので、そのスキルから見ごたえもある。安さんの高田馬場エピソードは、池波正太郎さんの小説と[[PARCO歌舞伎 決闘!高田馬場|三谷幸喜さんのPARCO歌舞伎]]の掛け合わせみたいな感じだが、中津川祐見と安さんの関係が新しく(新発田藩での御前試合かなんかで安さんに傷をつけられた祐見が復讐心に燃えて江戸の安さんを訪ねてくるのだが、やがてその心は友情へと変わっていき、力を合わせて村上兄弟たちをやっつける)、真剣味とおかしみのバランスもいいし、ともかく舞台上では歌舞伎界の若手が多いので、そのスキルから見ごたえもある。
全体を通しての芝居のテーマは、「苦しいのは自分だけじゃない。与えられた命を大切に生きていこう。ひとりじゃ生きていけないんだから他人との結び合いや助け合いを大切にしよう。」と言ったところか。
ただ、時々なにを言ってるのかよく聴こえないときがある最後列の席(しか取れなかった)までは、8,000円の支払いを悔やむ気持ちを挽回させてくれるほどのパワーは届かなかった…。(こういうとき、ワハハ本舗やももクロだったら通路のすみずみまで出向いて観客をかまってくれるんだけど)000円の支払いを悔やむ気持ちを挽回させてくれるほどのパワーは届かなかった…。(こういうとき、ワハハ本舗やももクロだったら通路のすみずみまでメンバーたちが出向いて観客をかまってくれるんだけど)
あとねえ、安さんが赤鞘じゃなかったことなど、こういうつまらないこともズッと引っかかっていた(「シン・ウルトラマン」で、カラータイマーの無いウルトラマンを悔やんでた人たちの気持ちがわかった気がした)。そもそも、先述のソースだと、講談や映画など、いわゆるおなじみなアレコレは本作に於いてはあんまり反映されていないんです。だからタイトルにある「新説」は、「異聞」とかにしてもらいたかったかなー。
仲入り後、第2部は舞踊レビューなのだが、ここでさっき菅野六郎左衛門とシアター停車場の管理人の二役やってた老役者さんが「夜明けの停車場」を歌い出し、ああ、なかなか石橋正次の特徴をよく捉えていてマニアックなクオリティだな〜と思って聴いてたら、ご本人だった!仲入り後、第2部は舞踊レビューなのだが、ここでさっき菅野六郎左衛門とシアター停車場の劇場支配人の二役をやってた老役者さんが「夜明けの停車場」を歌い出し、ああ、なかなか石橋正次の特徴をよく捉えていてマニアックなクオリティだな〜と思って聴いてたら、ご本人だった!
石橋正次さんが出てたのか!最後列はこれだからなあ!遠くてお顔がよく見えねえんだよ!ンまぁ、これで、じゃっかん元が取れたかなと。(なにしろ前もってなにも頭に入れてなかったんで、ならではのお得感)
続けざまに若い衆の「スーダラ節」(もりいくすおの大好きな曲)のダンスもあり、機嫌がだんだん良くなってまいりました。
しまいにはゲストの浅野和之さんが「ゲバゲバ90分」のテーマ(もりいくすおの大好きな曲)でマイムダンス(自分で釣ったマグロを寿司にして客に出したら不味かったダンス)をやってくれて、心の中で「わかったよ負けたよ!あたしのために気遣ってくれてありがとう(妄想)!8000円は請け合いましょう!」という気分になり、猿之助(は、基本、芝居には出ていない)が昭和枯れすすきで踊ってるころには、すっかりすべてを許容していた。しまいにはゲストの浅野和之さんが「ゲバゲバ90分」のテーマ(もりいくすおの大好きな曲)でマイムダンス(自分で釣ったマグロを寿司にして客に出したら不味かったダンス)をやってくれて、心の中で「わかったよ負けたよ!あたしのために気遣ってくれてありがとう(妄想)!8,000円は請け合いましょう!」という気分になり、猿之助(は、基本、芝居には出ていない)が昭和枯れすすきで踊ってるころには、すっかりすべてを許容していた。

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