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大忠臣蔵(NET)

227 バイト追加, 2022年10月28日 (金) 20:00
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ところがどうしてどうして。腹の底に何かをグッと飲み込んで目的に向かって一直線の剛直な家老、ミフネ内蔵助が意外にもいい感じに仕上がっているのでした。
「椿三十郎」にはお城勤めは無理っぽいが、「隠し砦の三悪人」の真壁六郎太や「風林火山」の山本勘助をイメージするとすんなり行く。そういう内蔵助(はあと)。「椿三十郎」にはお城勤めは無理っぽいが、「隠し砦の三悪人」の真壁六郎太や「風林火山」の山本勘助をイメージするとすんなり行く。そういう内蔵助(はあと)。リーダーシップに重厚な安定感がある。
ストーリーが進んでも中だるみもかなり少ない。ストーリーが進んでも中だるみもかなり少ない(ほとんど無いと言っていい)。
1年をかけての連ドラとなると、どういう架空エピソードで「もたすか」が課題になってきて、NHKだとメロドラマなどを合間に入れてくる。この「民放初の大河ドラマ」(<という言い方をしてるのを読んだが、)はチャンバラざんまいという作戦に打って出た。
最も注目すべきは、出演陣の豪華さ。五社協定の垣根を越え(ていうか、この初回放送年に協定は消滅してるので、それを反映した?)「こんな人も出てるのか」とおどろくような顔ぶれなのがとにかく楽しい。。最も注目すべきは、出演陣の豪華さ。五社協定の垣根を越え(ていうか、この初回放送年に協定は消滅してるので、それを反映した?)「こんな人も出てるのか」とおどろくような顔ぶれなのがとにかく楽しい。そうして出来たキャラクターの相関関係や活躍と言ったらない。
映画界やテレビ界、演劇の世界から人気者を集め、おそらく史上最高の贅沢な顔合わせではないだろうか。たとえば東映「[[赤穂浪士]]」の萬屋錦之助の[[脇坂淡路守]]と東宝「[[忠臣蔵 花の巻雪の巻]]」の市川中車の[[吉良上野介]]が(それぞれその役で)同じ画面で拝めるんだヨお立ち会い。
世代的にうれしかったのは、武器調達のかどで拷問にあってる[[天野屋利兵衛]]を釈放する粋(イキ)な大阪のお奉行さんを中村梅之助が特出で演じてるとこ。彼は当時江戸町奉行「遠山の金さん捕物帳」放送中で大人気だったのだ!このサービスには当時のお茶の間はさぞ喜んだことでしょう。(さらに付け加えると天野屋を演じた[[元禄忠臣蔵 前篇・後篇|前進座]]のスター・中村翫右衛門は梅之助のお父さん。…まさかと思って天野屋と一緒に石を抱かされる子役を確認したが中村梅雀ではないようだw)
当時「大江戸捜査網」(三船プロ系。他局)でおきゃんなスリを演じてた岡田可愛が、似たようなパーソナルでカツシンの[[俵星玄蕃]]の回に出てるのも、「[[あゝ忠臣蔵]]」でも駕籠人足を演ってた小松方正を丑五郎で登板させてるのも、お茶の間の"おなじみ"や"なんか見たことある"を意識したシェアワールド的なキャスティングがいちいちうれしい。10話に1回くらいのペースで当時人気のお笑い芸人が登場するのもニクい。を意識したシェアワールド的なキャスティングがいちいちうれしい。 10話に1回くらいのペースで当時人気のお笑い芸人(Wけんじ。ケーシー高峰など)が登場するのもニクい。
ともかく、「楽しませよう」という心意気がこうまでキャスティングに活かされてる作品は珍しいと思う。(いや、無い!)

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