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大忠臣蔵(NET)

7 バイト除去, 2022年11月1日 (火) 01:06
編集の要約なし
「東軍流の剣の使い手」という部分を膨らませたミフネ内蔵助を頭にいただくことにより、自然に浪士たちも全員腕っ節がよいというながれになって(例外的に中村嘉葎雄の[[岡野金右衛門]]のように腕っぷしの悪いのもアクセントで出てきて、これも良い)、なにかと言うとすぐ斬り合いになるのも本作の特徴。架空の間者やシタッパ侍が登場しては斬り殺され、最終回までに相当な人死にが出ます。
 
同時に、大石と上杉と幕府の知恵比べにも見応えがある(吉良側はいっこうに頼りない笑。)
あと、めずらしく講談などの架空エピソードも(いささかのアレンジがあるものの)いちいちしっかり映像化している。実際の赤穂事件のいきさつに、後年にあとからあとから作られたいろんな銘々伝、外伝を、つじつまを合わせてドラマのエピソードに盛り込んでおり、腐心の後がうかがえる。NHKの大河みたいに原作ありき(でもないか)じゃないぶん縛りが無いのかも。(あとで読んだ「実録テレビ時代劇」能村庸一著によると、原作使わない&おなじみエピソードは全部盛り込む…は企画立ち上げ当初の条件だったそうである)
また、オリジナルストーリーもすこぶる「講談調」の展開だったりする。また、オリジナルストーリーにしてもすこぶる「講談調」の展開だったりする。
あと、女性の撮り方は今ひとつ美しくない。だもんで瑤泉院より畳屋の女房の玉川スミのほうが生き生きしてたりする。基本的に野郎を撮る方が得意なスタッフの汗臭い作品。(撮り方はともかく、描かれている女子メンは敵も味方もたいへん魅力的にえがかれ、男子メンに負けない女丈夫に描かれ、あらためて見てみると、ジェンダーに固執しない、最先端を言った表現かもしれませぬ。)女性の撮り方は今ひとつ美しくないかなと思ったものだが、あらためて見てみると、描かれている女子メンはどれもナヨナヨとした添え物に終わっておらず、敵も味方も男子メンに負けない魅力的な女丈夫に描かれ、ジェンダーに固執しない、時代の最先端を行った表現かもしれない。

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